2020年05月28日

異常世界

通常営業のお知らせ
通常営業を再開しましたが、当面の営業時間は終日 「 AM 2時 」 までとさせていただきます。
衛生管理に努め、密を避ける所存ですが、ご不安な点は問い合わせの上、ご納得してご来店下さい。


女子プロレスラー (22歳) が、SNS で 「中傷誹謗」 され、自殺にまで追いこまれた。
感情的な書きこみをして、自身のストレスを個人に向ける、バカタレはあとをたたない。
そして、ついに本腰を入れて、政府は 「法改正の整備」 に乗り出す動きを見せた。

投稿者は 「新型コロナウイルス」 と同じだ。
見えない (匿名) をいいことに、爆発的な感染力 (炎上) で、邪悪な触媒 (性悪) となる。
きっと、周囲には優しく親切な顔をして、見えないところで意地悪をする、タチの悪いタイプだろう。
まともな人間なら、ただ気分を吐き出すための投稿や、中傷誹謗の片棒を担ぎたくないはず。
「文は人を表す」 というが、匿名はびこる、SNSでは、この格言は通用しない。

今、大小多くの 「飲食店が苦しんでいる」 状態は、だれもが知っていること。
深刻な状況なのに、匿名で店を低評価しては、稚拙なコメントをさらし、具体性のない星をつける。
僕は、SNSは一切しないし、人様に点数をつけたこともなく、求められていないことに意見もしない。
店に不服があるのなら、次から行かなければいいだけのことで、覆面調査員ばりの奇妙な使命感は、自粛警察と同じ 「異常世界」 であって、どこのだれに依頼されているわけでもあるまい。

百歩譲って、知らずといえ、低評価の店へホイホイ出かける、勘の鈍さは 「本人の資質」 だろ。
勘の鈍さと性格の悪さを公開してるようなもので、自分に尺度がないから、何でもかんでも投稿する。
それに、あらゆる食べ物に精通してなければ 「真っ当な評価」 を下せるわけあるまい。
食い物の恨み、執念深さ、悪趣味というか、何でもコスパに転用するのは、単にケチなだけでしょ。
人それぞれ 「店に何を求めて行くのか」 は違い、店の評価は味だけではないからね。

それでも、いい評価をしてくれた人には、素直に 「ありがとう」 で、感謝を示せばいい。
求めてもいないのに、アドバイスをしてくる人には 「大きなお世話」 で、一蹴しておけばいい。
匿名の情報にすがりつくだけで、自分の味覚や感性で評価できるほど、日本人は大人ではない。

SNSが悪いのではなく、匿名で 「イチャモンつけ放題」 できる、語学力のない人間の頭が悪いんで、SNSで相手の人格を把握せよというのは、望むほうが無理というものでさ。
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2020年05月27日

親愛の情

通常営業のお知らせ
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全国の緊急事態宣言が全面解除となり、ウイルスと共生するための新生活様式が模索されている。

飲食店をはじめとする、感染防止策として、客席との間に一定の距離を置き、対面席を避ける。
適度に換気を行い、飛沫防止のために会話は避けるなど、経営を揺るがすほどの束縛を受けている。
家賃も坪数も変わらず、客席だけ減らし 「求める客数」 と 「理想の客単価」 を維持するのは困難。
実働の回転率は下回り、販路を拡大できない 「飲食店の収益構造」 は変わりやすい。

これからの季節、開け放した扉や窓から虫が侵入するし、このままでは飲食店が飲食店でなくなる。
さらには、接待を要する遊興施設において、カラオケはマスク着用、複数で歌うこともままならず。
相席の店でも、女性従事者はひとりに固定され、それもマスク着用で、軽い接触もよりどころがない。
そんな制限だらけでは 「おままごと」 であり、僕の知る 「大人の世界」 ではない。

面識ある経営者の居酒屋にスナック、それぞれの業態で苦しみ、当然、バーも例外ではない。
特殊な場面の今、扉のカウベル音を鳴らし、何も言わずに着席する 「なじみの顔」 に感謝あるのみ。
「親愛の情」 を込めて 「くん」 「ちゃん」 「さん」 ありがとう。

僕にも 「僕のドキュメンタリー」 があるんだよ (笑)
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2020年05月26日

狐目の女

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ようやく、通常の営業時間に戻った大型書店で、ゆっくりと本をながめていた。

新進気鋭の若手作家の新刊を手にし、ほがらかな目もとでレジに立つ、女性店員に会計をお願いした。
その際、店員の胸元に 「喘息もちですが、うつりませんので、ご安心して下さい」 と手製のプレートに印字されたバッチを目にした。
レジに飛沫防止用のビニールシートを張られながら 「(当事者)ここまで、客に気を遣っているのか」 と同情する反面、いかに人にゆとりのない風潮がはびこっているかわかる。

数週間前、コンビニのレジに社会距離 (指定距離) を保って並んでいた。
すると先に会計をする夫婦の 「狐目の女」 が、近寄るなと言わんばかりの視線を向けてきた。
きっと、だれに対してもところかまわず、ちょっとしたことにも、過敏に反応してしまうタイプだろう。
そのマスクごしから伝わる、刺々しい 「神経質そうな目つき」 が不快だった。
目は口ほどにモノをいう。

なぜ、書店員が 「あそこまでの配慮をしなければいけなくなった理由」 が、わかったというもの。
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2020年05月25日

四六時中

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休業中、体が鈍らないように、夫婦でウォーキングを続けていた。

ところが運動した分、食事量が増えてしまい、僕の体重は四捨五入で 「 90 Kg 」 重量級。
しかも 「脂肪がバンプ」 したのに、肉体は 「ミル・マスカラス」 ばりに、軽いんだよね (笑)

「 Stay Home 」 で一か月、妻と 「四六時中」 の生活を余儀なくされた。
ある日 「毎日一緒にいて、うんざりしないか」 と聞くと 「別に気にならない」 という。
もともと夫婦の距離は意識してたし、普段から別の部屋で、別なことをしているからだろう。

共通の趣味はないが、たがいの趣味を認め合っていれば、息苦しくなることもない。
おたがいの友達と出かけるときも、どこでだれと会うかも詮索せず、自由に送り出す。
そんな 「自由行動を束縛しない」 ひとつ屋根の下。

それを怠り 「亭主関白」 のような、デカイ顔をしていると、妻は夫といたくなくなる。
家庭内こそ 「威張らず」 「おごらず」 「うぬぼれず」 を意識する必要がある。
これが、昭和世代のクラシカルな 「離婚原因」 となり、男やもめは、一気に老け込むからね。

一般的に定年になってからだと、すでに遅しであるから、少しでも心がけておきたいこと。
これまでのウォーキングも、日常をリフレッシュしたい 「小さな旅」 気分のようなもの。
同様、それぞれにいい友達がいて、おたがい独りになっても、困らない環境も意識していたい。

今日24日も、夫婦揃って 「 10.0 Km 」 のウォーキングをして帰宅。
僕は疲れて、そのまま自宅で過ごし、妻は 「まだ歩きたい」 と友達と合流し、2度目のウォーキング。
最近の妻を見ていると 「365歩のマーチ」 を歌う 「水前寺清子」 と、かぶってきた。

妻は、何者を目指しているのだろうか 

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2020年05月24日

阿鼻叫喚

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新潟の緊急事態宣言が解除になっても 「週末の客足」 は戻らない。

「適度に」 という意味だが、新潟の県民性は 「石橋を叩いて渡る」 タイプ。
「用心過ぎるほど、用心深い」 県民気質なので、経済の回復は遅いだろう。

ニュースなどを見ていると、自粛の解除について、街の意見は賛否両論だった。
心底 「うんざり」 する意見もあるが、コメントしている人の職業 (身分) を知りたい。
定年退職者 公務員 会社員 個人事業主 主婦 学生など、立ち位置で意見も変わる。
安心や安全は、人の心の問題であるから 「大丈夫の個人差」 は、大きく儚い。

着目すべきは、これまでの生活とは 「 180 度 」  逆方向に舵を切られた。
そして 「新生活様式」 を求められ 「唐突な対応」 に困惑している。
一見すると、穏やかな街のようだが、その裏側では 解雇 雇止め 倒産 閉店 または家庭不和など、どれほどの 「阿鼻叫喚」 がおきているか、想像に難しくない。

もちろん、だれのせいでもないし、日常は緊張を強いられる反面、個人の寛容さも求められる。
大げさなことは言わないが、今、何を失って、何を取り返さねばならないか。

しがない 「小市民」 ではあるが、軸足を 「バー経営」 において、社会を見ていきたい。
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2020年05月23日

同期の桜

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22日 「黒川検事長が辞任」 の見出しが目を引き、夕方には辞職が報道された。
理由は、賭けマージャンだが、法の番人たる立場でありながら、思慮に欠けた結末だった。

それにしても、いろんな人生がある。
検察庁に入れる学力であれば、きっと幼年のころから勉学に励み、受験戦争をも勝ち抜き、司法試験を目指して、大学の成績も優秀だったに違いない。
青春期、周りはディスコやカフェバーで、夜遊びに呆けているときも、ひたすら勉学に励んだであろう。

だから、人もうらやむ組織で、地位や高給を得ることができ、一生涯生活に困らない待遇を約束されて、その退職金は6千万円以上だという。
その分、遅咲きで遊びを覚えたり、唸るほどの金で女に溺れると、抑制されていた人ほど極めて狂う。

今回、賭けマージャンに同席して、リークをしたと思われる新聞記者も、それが癒着なのか策略なのか、よしんば 「虎穴に入らずんば虎子を得ず」 なのか、目的がわからない。
それに、どれだけのフィクサーが陰で動いて、どのような見返りがあったのか。
やったのは事実とは言え、身の回りには、こういう 「雲助みたいな人間」 は、現実に存在する。

気のいい人間だと思って、胸襟を開いたのに、裏では事実と異なる話を平気でしていたり。
戦友だと思っていたのに、目先の利害で態度を変えて、隙あらば短刀で背中を刺す人間だったり。
それまで、さんざん人間関係の嫌な部分を見たあと、可愛い子どもと出会い、おんぶをして歩いてると、寝静まったかと振り返ったら、自分の肩口に噛みついて、血を吸っているヒルのような人間もいた。

一見、職場の人間関係は、精神的な絆があるように見えるけど、あくまでも仕事の枠内のことであって、それこそ 「安っぽい精神の三密」 (密閉・密集・密着) をしていると、寝首をかかれてしまうもの。
そこを割り切らず、短刀で背中を刺されても 「やったもん勝ち」 で、文句を言えないのが組織でさ。

それでも、長くつきあいたいと思えば、悪いことは言わないから、どちらかが会社を辞めてからの方が、利害関係が薄まり、ようやく人間らしく、健康的につきあえる。

今思えば、東京時代の同僚たちとは、離れてわかった 「同期の桜」 のような変わらぬ存在だった。
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2020年05月22日

物から人

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営業再開となる 21日 午前11時20分 起床。
腰巻エプロンの紐の部分を、妻が縫製してくれ 「アイロン」 がけもしてくれていた。

「おはよう」 代わりの 「ありがとう」 で、朝がはじまると、おもむろに 「このアイロン、何年使っていると思う」 と、これも年季の入ったアイロン台で、その上に立てられた本体を指さす。
変色したコードのデザインと古さから 「昭和の製品だろう」 と答えると 「40年」 だという。
「何か思い出でもあるの」 と聞くと 「使い慣れているだけ」 と話す。

物持ちのいい家庭ではないが、道具は 「相性が合うと手放せない」 という。
嫁入り道具ではないし、宝飾品とも違い、古物への造詣というか、使って価値あるもの。
電化製品は消耗品だが 「アイロン」 は 「壊れない家電の優等生」 で 「電器屋泣かせ」 でもある。

僕は長年使用して、愛着があるとしたら、腕時計ぐらいで、それもせいぜい20年ほどの品。
趣味もないので、長年愛用した楽器、スポーツ用具、過去の形跡や人柄を残すようなモノもない。
板前なら包丁、作家なら万年筆、男はベストセラー 「一生もの」 に憧れるけど、僕にそれがないのは、あまり残すのを潔しとしない性格もあるのだろう。

それに、形見分けできる物はないし、今ある物を適当に使い、大した物欲もないからね。
そう考えるといつしか 「モノからヒト」 に 「シフトした人生」 を過ごしている。
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2020年05月21日

営業再開

通常営業のお知らせ
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日付は変わり、今日 「21日」 から 「通常営業」 を再開する。
理想と現実 「かえらぬ卵のひなを数えるな」 (常連客の来店を指折り数えて待たない) 心境である。

それでも、買い出しをしながら、常連客の顔が浮かぶのは、個人事業主は 「個」 に思いを馳せる。
約1ヶ月にも及ぶ、休業期間中 「闇営業」 (笑) してないから、堂々と店を再開するも、客足はすぐに戻るとは思えず 「ノーゲスト」 なんて日も覚悟している。
それに客に 「来てくれ」 とはいえないし、緊急事態宣言のあおりを直撃した客も少なくない。

今まで通り、平常心で客を待つのも仕事になるが、やっぱり哀しいかな。
会話を楽しんで笑うことが、まるで 「社会悪」 のような雰囲気がつきまとう。
笑いは人間だけが持つ 「知的な感情」 なのに、そこを楽しめない空気が世知辛い。
対策はコロナなので、余計な対人関係はクールダウンさせて、日常が戻ることを願っている。

そんな心境で営業を再開するが、若い頃から 「自分の元気と景気づけに聴きたくなる曲」 がある。
SHOGUN 「男たちのメロディー」 (1979)    Cover Group   [ THE TOKYO ]

「 走り出したら 何か答が出るだろうなんて 俺もあてにはしてないさ  」
「 俺とお前は まるでなつかしい友達さ 初めて出会ったはずなのに  」
「 お前がこの街 離れてゆく気になったら 俺は笑って見送るぜ 」
「 どうせ一度の人生さ 運が悪けりゃ 死ぬだけさ 」 (歌詞一部抜粋)

死ぬ覚悟ではなく、生き抜く覚悟を持ち、死ぬときは潔く、男のプライドと男の友情を大切にした歌。

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2020年05月20日

無題雑記 234

営業再開のお知らせ
緊急事態宣言の解除による、新潟県の休業要請は 「全面解除」 となりました。
当店 「21日」 より営業を再開し、当面の営業時間は一律 「AM2時」 までとさせていただきます。
衛生に努め、密を避ける所存ですが、ご不安な点はお問合せの上、今は取り急ぎ、ご連絡まで。

19日 17時に鳴り出した雷は、10分後に大雨をもたらした。

エコバックを両手にしていたが、かろうじて雨を間逃れた。
そのあと、予定していたウォーキングは中止にして、雨降る今夜は家で過ごすことにした。
それに、明後日からは店を再開するので、体内リズムは調節しておきたいところ。

日本のコロナ対策は、国民に強制力を持たずに感染を鎮圧したことで、世界的に評価されている。
お上の通達は守り、従順で几帳面な国民性が感染拡大を防いだのは、世界に誇れる実例だろう。
根が真面目な日本人だからの行動で、集団が取り組むべきことをやるのが、日本の強みでもある。

反面、一方的な思いこみも強いため 「01思考」 で、状況に不自然な形で適応する性質もある。
その考え方に偏り過ぎず 「0・5」 の中間で判断して、奇妙な分別を説く、夜の世界をあまり存じない 「謎の社会正義団」 にまどわされず、僕は 「僕の真面目」 で、健全に営業を続けていきたい。

こんなことを書くため、PCを立ち上げたわけでもないが、まったく話がそれるなあ (笑)
万代の商業施設も再開し、街の通行量も増えてきたが、それは日中の話であって、夜9時も過ぎれば、それまでの人はどこに消えたのかと思うほど、相変わらず 「ゴーストタウン」 だよ。

僕は人だかりがキライなので、そこに行く必要性がなければ、自ら好んで出かけることはない。
人の群がる場所に好奇心はないし、密閉、密集、密着を異常に悦ぶ 「痴漢」 じゃあるまいし。
だから、三密に身をおくことは少ないから、日頃の 「行動様式は安全」 かと思う。

今夜、雨の音を耳にしながら、執筆。
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2020年05月19日

Episode 1

営業再開のお知らせ
緊急事態宣言の解除による、新潟県の休業要請は 「全面解除」 となりました。
当店 「21日」 より営業を再開し、当面の営業時間は一律 「AM2時」 までとさせていただきます。
衛生に努め、密を避ける所存ですが、ご不安な点はお問合せの上、今は取り急ぎ、ご連絡まで。

休業関連のことばかり書いていたこの頃。
ペン先を替えて 「店の小さなエピソード」 を一話。

心を痛めた、東日本大震災。
社会は喪に伏し、原発事故の影響による節電のため、街の灯りはめっきりと暗かった。
迫力を失ったネオンの光に、春雨が煙って見えた夜だったので、あの出来事は4月だったに違いない。

あの頃、平日も深夜3時まで営業しており、客足が途切れたのは1時30分頃。
扉の鐘が鳴るまで 「デヴィッド・ヘイゼルタイン」 を聴いていると、緩い音色がした。
目を向けるとベージュのコートを着た、見覚えのない若い女性が、赤い傘にしずくを垂らしながら立っていたので、傘立てを指さして、奥の席に導いた。

女性は4月に新潟へ着任し、店から近いマンションが会社の借上げ住宅というが、何かを気にしている態度が見てとれた。
きっと思い切って扉を開けたはいいが、こんな 「おっさん」 で、ガッカリしたのだろうと思えたが、実は駅前の繁華街から不審な男にあとをつけられているようで、回避のために扉を開けた胸を明かす。

「偶然、同じ方向じゃないの」 と聞くも、歩行速度を不自然に合わせられているようで、声を震わす。
「迎えに来てくれる人はいないのか」 と聞くが、慣れない土地でのひとり暮らし。
「警察に理由を説明して、パトカーで家まで護衛してもらえるか頼もうか」 するも、大ごとをためらう。
店に身をおいておけば、当面の安全は守れるし、もし男が客のフリで入ってきたとしても、瞬間の表情でわかるから、そうなれば 「オレの女だ」 ぐらい、便宜上のウソをつけなくては、この仕事は務まらない。

おちつきをとり戻す間、カクテル一杯で30〜40分はいたかな。
扉を開けて、左右の人通りを探り、横断歩道まで付き添い、大丈夫なことを目視で確認。
手持ちの赤い傘に紳士傘も持たせ、玄関や格子に吊るし 「男の気配を身近に漂わせておきなよ」 とお節介を焼く、深夜バーは 「深夜交番」 のような役割もある。

長く営業をしていると、あんなこと、こんなこと、いろんな出来事が収納されてくる。
人物や守秘は明かせないが 「だれも傷つかない話」 であれば、自分ひとりの胸にしまっておくには、もったいない気がするのは、僕の人生も節目にさしかかってきたのかもね。

文才なき 「エピソード」 で、小っ恥ずかしいが 「店の記憶」 を散りばめるのもいいんじゃないかと。

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