2020年03月25日

五輪延期

「東京五輪」 の延期が決まった。

台風が迫っているのに、わざわざ漁に出る船がないように、人道的な決定に異を唱えられないだろう。
陸上も水泳も、一度の仕切り直しは認められている。

選手の気持ちといえど、現実を整理できないなら、税金を注いで出場させても、挑める胆力はない。
一流なら、開催の遅れを挽回できる、体力や気力はあるし、何も目標を失ったわけではないからね。
だが、最長一年の延期とはいえ、代表の再選考はなしにしないと、選ばれた選手は報われないよな。

その中で、柔道日本代表、男子66キロ級 「阿部一二三 × 丸山城志郎」 だけは決まっていない。
選考は4月4日、全日本選抜柔道体重別選手権の結果次第だが、今のところ、阿部有利の声が高い。
おたがい順当に勝ち上がり、5日決勝戦の直接対決こそが、事実上の世界一決定戦であろう。

昨年の今大会、丸山が阿部を制した。
その時のVTRでは、場外の待てで仕掛けた丸山に対し、今度は阿部が負けん気の強さで仕掛けた。

一発勝負、審判の制止を紙一重で振り切り、次なる技で仕留めに行く、クレバーな方が制すと思う。

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2020年03月11日

眼聴耳視

夕方 テレビをつけると静寂な土俵上で、粛々と大相撲の取組が行われていた。

新型感染の影響で、多くの無観客試合、観客が制限されている。
この状況を悲観せずに言えば、スポーツ本来の生音を楽しめる。

野球なら、ボールがミットにおさまる音、ボールをバットの芯で弾き返した快音など、球場が静かなほど、固唾を飲んでプレイに集中できるのがいい。
応援は時と場合だが、選手の息遣い、フィールドの音、視覚が中心にならず、聴覚にも緊張が走る。

見方は人それぞれ、声を枯らす人もいれば、鳴り物を使う人もいるし、応援歌や応援旗を振りかざして、ひとりのプレイヤーとして参加したい気持ちもわかる。
僕は競い合いの中で、いいプレイには拍手や歓声で称賛したいタイプ。
観戦は楽しむべきだが、騒ぐものではないと思っている。

いわゆる 「クールジャパン」 とは、眼で聞き耳で視る 「おちつきの精神」 を指すのではないか。
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2020年02月12日

野村克也

11日 プロ野球 「野村克也」 前監督が死去した。

僕の亡き父と同い年だったせいか、ヤクルトの監督時代から、どことなく 「父性」 を感じていた。

卓越した野球理論をだれにでもわかりやすく説明できて、阪神の監督に就任が決まったとき、講演会へ聞きに行った際も、聴衆のツボをわかっており、掛け値なしで野球を愛していることが伝わってきた。

幸せな人生だったと思う。
選手、監督として実績を残し、輝かしい時代も不遇な時代あれど、人生を野球一筋にかけた。
また、ユニフォームを着ているときとは違ったオーラで、解説 講演 執筆という、新しき試みをもちいて、野球人としての 「人生哲学」 を広く伝えた。

正直、野村なき、プロ野球はつまらない。
時として、監督としての自分と、語り部としての自分を使い分けた。

郷愁の中で振り返れば、野村監督の遺産は 「人を育てて残した」 ことに尽きると思う。

勝つこと以上に、これが一番むずかしいことなんだ。
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2020年01月12日

美しき涙

ニューイヤースポーツ、たけなわ。

近年、試合後に泣く選手を多く見かける。
スポーツは白黒がはっきりするし、一生懸命に練習したから、感極まるのだろう。

僕は柔道をしていたが、勝っても負けても、泣いたことがない。
一瞬の歓喜や悔しさはぶちまけたが、泣きわめいたりするのは、潔しとしなかった。
それに、人前で泣きの感情を露わにするのは、カッコ悪いと思っていたし。

そういうふうになったのは、がらにもなく主将を任されてからで、人は上に立つと泣けなくなる。
しかし、感情が限界に達して、こらえきれずに思い切り泣くと、気持ちがスッキリするのも事実。
そのかわり、男はひっそりと一人で泣くものだ。

ただ泣いたら、気持ちを切り替えることが、スポーツマンにおける 「美しき涙」 かと思える。
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2019年11月19日

外国人監督

サッカー J2 「アルビレックス新潟」 は次期監督に、新外国人監督を起用した。

クラブの意向だという。
4年連続でシーズン途中に監督を交代しているというから、極めて異常事態である。
特段、サッカー好きではないが、監督の在任期間に 「新潟の弱点」 があると思える。

結果を出さねば、すぐに降ろされる状況下では、ただ勝つことしか優先されない。
そのため、采配が一貫せず、選手を効果的に育成する時間も土壌もない。
外部から、有力選手を補強できればいいが、チーム経営には糸目がある。

どういうチームを作りたいのか、伝わってこない。
じっくりと腰をすえて、勝てるチームを作りたいのか、それともただ勝てればいいのか。
その選択で、やり方も替わるが、そもそも結果なんて、そうすぐには出るわけあるまい。
新潟の風土に 「辛抱強さ」 が上げられるも、人を育てる 「人つくり」 は上手いと思えない。

次期、外国人監督の場合、プレーするのは選手だから、日本人を理解しなければ采配できない。
ただ勝つだけなら、強制力で支配して、絶えず緊張感をあたえ、徹底的にドライにやればいい。
そのやり方であれば、短期間に一定の効果はあるが、それで選手が納得して奮起できるかでさ。

どうやら、監督を交代させるのが、チーム改革だと思っているクラブのようだ。
だったら 「強制力で選手を動かす監督」 に託すしかない。
ならば割り切って、自分のキャリアアップだけを考えさせて、鞭を振るうしかなくなる。
それなら 「動物の調教」 と変わらないわけ。

もし、僕が選手なら 「俺をどこかのチームに放出してほしい」 と、直談判するだろうな。
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2019年11月12日

長州読破

450ページにおよぶ、長編ノンフィクション 「真説・長州力」 を読み終えた。

特段、プロレスラー 「長州力」 に思い入れはないが、何を隠そう、僕は 「プロレスファン」 だった。
過去、長州は 「革命軍」 「維新軍」 「ジャパンプロレス」 と、軍団を結成し、革命戦士を名乗った。
しかし、自らがレスラー兼社長として旗揚げした、最後の団体 「WJ」 では、放漫営業で崩壊した。

これはだれもがいうことで、団体のはじまりは 「俺たちは一枚岩だ」 と結束の固さをアピールするが、数年後にはことごとく解散してしまう。
「前田日明」 が率いた 「UWF」 が、何派に枝分かれしたときも、同じように理想と現実がかい離し、捨て鉢な感情を吐いて物別れして、結束が固いほど亀裂が入ると意外なほどもろいもの。

「反主流派」 のような志を持つ男同志が共鳴し、カリスマにケンカを売っていたころが団結力を持つも、その次の目標を見失ってしまうと 「一枚岩」 を誇っていた、選手間にもすきま風が吹いた。
プロレス界においては、その構図を例外なく繰り返してきた。
本の後半は少し読み疲れて、はしょるページも多かったが、一抹の寂しさも残る行もあった。

解散せざる得ない外因もあるが、その前の人間関係が崩れていた内因こそ、最大の原因だった。
本の執筆にあたり、長州の盟友 「マサ斉藤」 は取材に一切応じず 「アントニオ猪木」 も口を濁す。
「谷津嘉章」 は否定的な語り口 「キラーカーン」 は毒舌でまくしたて、弟子の 「佐々木健介」 とは、絶縁状態で 「分裂後の真実」 は、誤解と闇に葬られている。

唯一、維新軍団の名参謀 「アニマル浜口」 だけは、だれの味方をすることなく、リングを降りた。
中には、事態を客観的に見ることのできる、知性を兼ねそなえたレスラーもいたのであろう。
最初は理想を同じくした一枚岩であれ、次第に考え方に溝ができ、修復できぬまま終わった。
最後は刀折れ、矢が尽きた印象だった。

理想を掲げて、船出をしたときが 「美しきピーク」 であろうか。
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2019年10月21日

己を知る

今夜、どこの酒場でも、ラグビーの話題が尽きないだろう。

元プロ野球の監督 「野村克也」 は、自身の無学を疎んじ、選手引退後は学ぶ努力を惜しまなかった。
その甲斐あり、講演会に招かれたり、本の執筆にも勤しみ、球界のご意見番として重宝されている。
ヤクルトスワローズの監督を辞任して、電撃的に阪神タイガースの監督に就任するタイミングにおいて、講演会へ行く機会に恵まれた際、講和していたのが、選手に 「おのれを知れ」 と口説いたということ。

人には、それぞれ個性があり、自分に適した役割があるという。
野球なら、長距離打者ではないのに、長打を狙いたがるバッター。
速球派ではないのに、三振を奪いに行こうとするピッチャー。
自分の特性を知らずして、頑なに間違った努力をして、つぶれていく選手もいたらしい。

自分にあたえられた役割を、忠実に全うするのが、チームワークの所以たる 「ワンチーム」
自分を理解し、自分の特性を伸ばし、自分を磨き上げることで、チームに貢献できる。
さながら、団体競技は 「サラリーマン社会を投影している」 から、情緒的になるのであろう。
その上で、個々のポジションは 「必然である」 ことを感じる。

夢や希望をあたえられたというが、その感動をもう少し 「活力がわいた」 に言い換えられないものか。
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2019年10月20日

不撓不屈

20日 ワールドラグビー 「日本ー南アフリカ」 ベスト8 準々決勝。
日本は前回大会の 「返り討ち」 とはならず、コテンパンに 「リベンジ」 された。

どうして、こんなにラグビーは人を惹きつけたのか。
それは 「シンプル」 だから。

ルールは複雑だが、人が見たいのは、躍動感あふれる、フェアなチャンバラ。
気合と肉体のこもった美しき戦いは、運動会の棒倒しのような清々しさがある。

「不撓不屈の精神」 で、困難にも怯まず、最後まで戦ったよ。
特筆すべきは 「ノーサイド」 という、知性を兼ね備えた 「男のダンディズム」 があるからだ。
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2019年10月17日

福岡堅樹

ラグビー日本代表の立役者の一人 「福岡堅樹」

彼は来年の五輪後、現役生活にピリオドを打ち、予てからの夢でもあった 「医師の道」 へ進むことを公言している。

この話を聞いて思い出した、元プロ野球選手がいる。
75年に広島東洋カープを初優勝に導いた、助っ人外国人 「ゲイル・ホプキンス」
彼は練習の合間や移動時間を利用しては、いつも黙々と医学書を読んでいたという。

当時の価値観でいえば、きっと 「野球に集中せず、けしからん」 と思われていただろう。
その後、アメリカへ帰国し 「医師」 になったのは知られた話で、それこそ 「文武両道」 を地で歩み、どちらも生半可ではなかったことを世に示した。

よく耳にする 「時間があったら、これをしたい」 「お金があったら、あれもしたい」 なる言葉。
だが、本当にやる人は、すきま時間でコツコツと学び、内面から湧きあがったら、迷わず取り組むはず。
それも、義務を果たしたからのこと。

福岡は 「やりたいラグビー」 と 「なりたい医師」 のダブルビジョンをもつ、インテリジェンスな選手。
彼の言葉で印象的なのは 「ラグビー人生、ゴールをつくったから、どんなに苦しくてもがんばれる」
部活動と同じで 「3年間だからがんばれる」 「次の大会が最後だからがんばる」 シンプルなこと。

勉強キライの僕が言うのははばかるが 「俺はこうだ」 という、さわやかなこだわりは大事だと思うよ。 
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2019年10月03日

躍動効果

連日深夜 「世界陸上ドーハ」 が生中継されている。

人はスピードに憧れるものだ。
だれよりも早く走り、だれよりも高く飛び、だれよりも遠く投げるだけのシンプルな競技。

世界中なアスリートたちが集まり、晴れ舞台で一発勝負の栄光をつかみにくるドラマがある。
見る側は一瞬だが、選手はその一瞬に栄光を求め、気の遠くなるような過酷な練習に挑む。

スポーツを見て、興奮することはないが、心の躍動 「アンチ・エイジング」 ではある。
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2019年09月29日

一心同体

28日 「ワールドラグビー」 一次リーグ A組 日本第2戦。

世界ランキング2位の優勝候補 「アイルランド」 を相手に 「19−12」 で、予想を覆し勝利した。
今月6日 「南アフリカ」 との壮行試合の完敗が、ウソであったかのような内容だった。

日本はいわゆる 「外人部隊」 (連合チーム) である。
風習や言語の違い、自己主張も強く、普通なら、ワンチーム (一心同体) も、ままならない。
ヘッドコーチ 「ジェイミー・ジョセフ」 と キャプテン 「リーチ・マイケル」 は、戦略と戦術、メンタル面、フィジカル面をめぐり、対立したことを明かしている。

勝つというのは、そういうことかもしれない。
選手同士であれば 「あいつはライバルになるから、ぶっ潰してやる」 と、レギュラーポジションを競う。
結果、真にフェアな闘いができて、どちらかが引退した後、真の友達になったりするものだ。
日本人は人情的に割り切れなく、公私の温情が勝利を引き寄せにくくしている気がする。
それを克服してこその 「 One for all All for one 」 に続く 「ノーサイド精神」 じゃないかな。

しかし、ここは日本だ。
外国人コーチが 「世界に目を向けろ」 と鼓舞しても、選手は冷ややかな目で見たであろう。
だから 「郷に入っては郷に従え」 で日本の心をつかみ、過去に大敗した理由を徹底的に検証すれば 「次はこうすれば勝てる」 実行性が見えてくる。
それが見えてこそ、チームが一丸となり、同じ目標に向かうのが、団体競技の醍醐味である。

外人部隊は、習慣や考えを理解するまでの時間は要するが、決して近道をせずに山を乗り越えたとき 「血湧き肉躍る」 チームになっていると思える。
エンターテインメントの感動ではなく 「ドキュメンタリーな感動」 に、共感しないわけがない。

自国開催のプライドにかけ、まずは 「ベスト8」 進出、それからは、無神論者ながら、神のみぞ知る。
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2019年08月27日

一本の柱

連日 「2019 世界柔道選手権」 を録画して見ている。

2日目の男子66キロ級、準決勝 「丸山城志朗ー阿部一二三」 は、歴史に残る名勝負となった。
侍のような丸山のたたずまいは、14年の同級覇者 「海老沼 匠」 を彷彿させる美しい強さだった。

08年 「北京五輪」 のとき 00年 「シドニー五輪」 銀メダリスト 「篠原信一」 のコメント。
「このままでは柔道が、柔道ではなくなってしまう」 と、国際柔道に一石を投じた。
たとえば、極端な前傾姿勢から、組まずともかけられる、捨て身技が横行した。
一見、攻めているように見えるが、偽装攻撃でポイントを奪う 「ジャケットレスリング」 と化した。

柔道の基本は、組み合って技を競う格闘技。
そこから、自分が得意とする組み手を作り、相手のバランスを崩して投げる武道。
「立ち技」 からの連携技で 「寝技 関節技 絞め技」 と移行されるのが柔道。
あの北京での結果が物語ったように、あれから 「本来の柔道とは何か」 が、見直されてきた。

強い選手の組手は、どこからでも技をかけられるように、前襟をつかんでいる。
日本人が外国人のような大柄の選手を相手に奥襟をとったら、すぐに自分のスタミナが尽きてしまい、規格外のパワーで持っていかれてしまう。
そうすると体幹を鍛え上げ、どんな組手からでも技を繰り出せる選手が、メダルの最有力候補となる。

この8年ほどの柔道を見ていると、原点に立ち返る 「一本の柱」 が戻ってきたと思える。
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2019年08月02日

原 監督

プロ野球ファンでないにせよ、アンチ巨人の僕でさえ 「原 監督」 の言葉はよかった。

先日、監督通算 「1,000勝」 達成したインタビューで。
「朝になれば今日はどう勝つか。夜になれば明日はどう勝つか。そればかり考えていた」 と。
その積み重ねが、今日の結果につながり、それが 「リーダーの苦悩」 なんだ。

神輿に担がれて、その上で踊っている、リーダーはリーダーであらず。
もし、僕が若手選手なら、誠実で胆力のあるリーダーの下で、仕事をしたいと思うだろう。
それに、自分に対しても 「強い言葉」 を持っているよね。

野球以前に、人間を見ているから 「人心掌握術」 が、長けているんだ。
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2019年03月05日

硬派な歩

4日 NHKの旅番組で、ラグビー日本代表 「五郎丸 歩」 選手が、芸人 「鶴瓶」 とラグビーの聖地、岩手県釜石市を訪問していた。

15年 「ワールドラグビー」 の活躍は記憶に鮮明で、彼の魅力は 「品格のヒーロー像」 である。
自分は 「男は強くなければいけない」 と教育された世代。
だが、その強さに疑問もあり、結果を出せさえすれば周囲にチヤホヤされ、いつのまにか粗っぽくなり、礼儀知らずになるのが特徴的だった。

元プロ野球選手 「清原和博」 元ボクシング世界王者 「亀田興毅」 元大相撲横綱 「朝青龍」 ほか。
その類まれに見る強さには目を見張るが 「人柄に美しさ」 がなかった。
途中で、うぬぼれてしまい、気づけば 「敬して遠ざけられる」 存在となり 「強さが幼児化」 された。

ボク自身、そんな彼らを日本人として応援をしたくても、取り上げられていた態度を知る限り、応援する気にはなれないのが本音で、礼儀や品格を重んじる日本人にとって、欧米かぶれした悪態に嫌悪感を抱いた人も多く、日本の美徳は 「実るほど頭が下がる稲穂かな」 が深みなんだ。

大げさなことをいえば、五郎丸の出現により、それまで 「野蛮さを粋にしていた男」 は、強さの認識を改め、強さの裏づけは優しさや謙虚であることに気がつき始めたと思える。
マスコミの取り上げ方、エセなイメージを作り上げた責任もあるが、本当に強い男はイメージに乗らず 「俺はオレらしく」 神輿に担がれても、神輿の上でムダに騒がないのが 「成熟した男」 でなかろうか。

五郎丸が今年9月に日本で開催される、ワールドラグビーの代表メンバーに選ばれるかわからないが、レイモンド・チャンドラーの言葉 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きてる価値がない」 そんなセリフが似合う 「新しい硬派なイメージ」 を植えつけてくれたのは 「五郎丸 歩」 であろう。

http://jazzbar-gig.seesaa.net/article/429053932.html (五郎丸 歩)

 
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2019年01月27日

玉 鷲

大相撲初場所、千秋楽。
三役揃い踏みの後、国技館の空気が一変した。

初優勝に王手をかけた、関脇 「玉鷲」 が、本割で 「遠藤」 を左のおっつけで軽くいなし、34歳にして 「初優勝」 を決めた。
前から 「好きな力士」 をきかれると 「玉鷲」 と、答えていただけにうれしい。
気っ風のいい 「突き押し相撲」 を信条とし、勝ってもおごらず、負けても腐らないところがいい。

力士は、毎日単調な稽古を繰り返し、同じ辛酸を舐め、努力で高い壁を乗り越えていく。
ボクは、番付に便乗して応援したりせず 「強い者は追わず、育つ者は見逃さず」 を大事にしてきた。
例えれば、厳冬の頃、ひっそりと純白の花を咲かせようとする 「寒梅タイプ」 が好きなんだ。

過去 「稀勢の里」 「照ノ富士」 もそうだが、一番怖いことは、ケガに泣かされることでさ。
それさえなければ、更なる 「伸びしろ」 のあった力士はいたし、玉鷲も年齢的にこれからのイメージや夢の持ちかたもあろうが、性格的に礼儀をわきまえ、清さと明るさに魅力がある。
現役は短くも、実力と人気、両面で 「愛される力士」 になると思うね。

郷土力士 「豊山」 は、下半身に切れなく 「おめさん、変な女に骨抜きにされたんか」 と聞きたい。
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2019年01月16日

満身創痍

「相撲人生、土俵際だ」

初日から三連敗、秋場所から通算八連敗中の横綱 「稀勢の里」

過去、八百長問題では、白星の売り買いに手をそめず 「ガチンコ力士」 で、上り詰めた。
近道せず、愚直なまでに精進し 「話のわからん男だ」 とつけ狙われ、容赦なく潰しにかかられた。

苦節を何度も味わいながら、横綱の地位を掴み、それまでの屈辱を気迫にのせるも 「満身創痍」
勝負師として、互助会といわれた黒い霧の構図に名を連ねず、一匹狼のような匂いをさせていた。

華やかさはなく、群れずに騒がず、媚びたり言い訳もせず、寡黙に信じた道を突き進む。
自分の信念と理想を貫いて生きることで 「人から嫌われることを怖れていない」 からだ。

彼が引退しようが、現役を続行しようが、ここはひとつ 「大いに賞賛しよう」 ではないか。
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2018年11月04日

個性団結

3日 午後2時30分 ラグビー日本代表のテストマッチ 「ニュージーランド戦」 をテレビ観戦。

結果は 「69−31」 で、名門 「オールブラックス」 が圧勝。
過程を見れば、日本の5トライは評価されたが、力の差は歴然で文字通り 「世界最強」 チームだ。

団体競技の魅力は、違った個性を認めて団結し、個人の在り方を示せるところ。
これこそ、個人として、チームとして 「ダンディズム」 を発揮できる、男のスポーツである。

来年、日本で開催される4年に一度の 「ラグビーワールドカップ」 は楽しみだ。
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2018年10月10日

黄金の左

「黄金の左」 (左差し) の異名をもつ、昭和の横綱 「輪島」 が、70歳で死去した。

相撲に興味を持ったのが、小学4年生の 「輪湖時代」
人気は大関 「貴ノ花」 と二分したが、強すぎる横綱 「北の湖」 の好敵手の輪島寄りだった。
引退後、年寄株を借金の担保に入れて廃業し、プロレスに転身したが、爆笑地獄に叩き落とされた。

インドの狂虎 「タイガー・ジェット・シン」 との遺恨マッチは注目をされたが、プロレスのセンスがなくて、目の肥えたファンから、失笑されていた。
痛快なエピソードは、リングで相手に 「足4の字固め」 をかけにいったところ、技のかけ方が怪しく  「輪島さーん、足の方向が逆ですよ」 「輪島さーん、次はコーナーポストから、ニードロップです」 など、会場で観客から動きを指摘されながら、プロレスをしていた逸話を知る。
まあ、新日本でデビューした元横綱 「北尾光司」 より、全日本デビューの輪島の方が愛されていたし、それにプロレスのルールを知らず、リングに上がっていたから、昭和のレスラーは個性派揃いだよね。

コレ、書いていいかな・・
柔道部 (道場) の2歳上の先輩が練習後 「黄金の左だ」 と叫んで、突然目の前で 「センズリ」 をこきやがって、オレ、一目散に逃げたことがあるもん。
体育会系はアホの集まりだったけど、新潟県下では一番強い道場だったから、プライドを保てたんだよ。

最後の行は、余計だったかな (笑)
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2018年09月22日

国技観戦

まず、大相撲13日目から放言する。

夕方 「蒙古タンメン中本」 をすすりながら、後半戦の取組三番を見ていた。
千秋楽を前に、今日14日目で、横綱 「白鵬」 は、41回目の賜杯を手にするであろう。
今場所、前半は攻めあぐねていたが、中盤で立て直し、後半からは本来の相撲を取り戻してきた。
これまでに有した経験が 「優勝の方程式」 を知っているんだ。

前頭二枚目まで番付を上げた、新潟の郷土力士 「豊山」 は、からまわりしている。
一見、突き押しは健在だが、相手に自分の体を置きに行っているような相撲である。
ボクの好きな小結 「玉鷲」 は、8日目に 「稀勢の里」 を圧勝しながらも、大きく負け越した。
玉鷲のおっさん、場所前に 「シメサバ」 でも食って、当たったんかいな ?

連日 「世界柔道選手権」 を録画で見ている。
後半の日程となる、重量級の迫力は圧巻だし、一発技の破壊力は個性に満ち溢れている。
だが、連続技や複合技が少ないため、技を仕掛けない単調な試合になりやすい。

その点、軽中量級クラスは、技のバリエーション、スピードに満ち溢れ、投げ技 寝技 関節技 絞め技 すべての柔道技が凝縮されている。
跳ね技 (内股) 担ぎ技 (背負い) が炸裂する階級だし、袖釣り込み腰なんて、決められない大技。

それら、瞬間ごとに技が創造されるスリルを楽しめれば、あなたも 「柔道通」 の仲間入りである。
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2018年08月22日

県立高校

全国高校野球選手権は、大阪桐蔭高校が、史上初2度目の春夏連覇を決めた。

秋田県の金足農業高校の奮闘が話題となった、100回目の記念大会。
決勝は 「13−2」 で、あれだけコテンパンにやられたら、悔いはないだろう。

決勝で負けたとはいえ、その強さ以上に目を引いたのが、エビ反りの全力校歌。
加えて、県立高校 農業高校 雪深い東北、秋田の県民性など、県立は 「高校野球のルーツ」 や 「あるべき高校球児の姿」 を見るようで、判官贔屓 (ほうがんびいき) となる。

ボクも県立高校出身なので、私立のエリート養成校、学園恋愛ドラマを思い浮かべるような雰囲気より、牧歌的な青春を感じさせてくれる、県立贔屓ではある。
「強者エリート集団」 大阪桐蔭に挑む 「雑草集団」 金足農業の姿に 「レジスタンス」 を感じた。

われわれ世代、弱いと思われる方を応援する傾向がある。
グラウンドでも、ナイター設備や屋内練習場を完備した私立高校よりも、日没を気にしながら、ボールにロージンバックをまぶし、荒れたグラウンドでギリギリまで練習する、県立高校の方が感情移入できる。
そんな、ハンディを乗り越えて、打ち勝てば気持ちいいではないか。

もちろん、私立の名門高校の血のにじむ努力にも与するが、大人扱いしようと高校生はガキである。
クルマで送り迎えされるより、みんなで夜道を自転車で帰り、途中でお腹を空かせてパンでも買い、ちょっと分け合うぐらいの青春の方が、大人になっても、少年の心をもつ大人になれるんじゃないか。

新潟の下町育ちは、強者を相手にすると 「進軍ラッパ」 を鳴らしたがる、困ったおやじになる。
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