2019年12月05日

Jazz Talk Vol.93

ジャズを細く長く聴き続けて40年。

その時おり、好きなアルバムやプレイヤーも変わり、耳の変化を実感しながらも、オーディオのようなハード面には行かず、気楽に聴くソフト面を楽しんできた。
時代を象徴する光景のひとつだった、目を閉じて耳を凝らし、小難しい顔でジャズを聴いたこともない。

ジャズバーの店主を自認しても、不要な使命感はないし、人に好みを押しつける気もない。
「ジャズが好き」 こそ、僕の名刺代わりで、よほどジャズの許容量が豊富でない限り、ジャズの話だけで小一時間はもたないだろうし、そもそもの答えはそれであってさ。

ジャズ本来は難しいが、難しさに時間を費やさず、楽しさに舵を切ることが、耳を鍛える早道。
現代ジャズの入口は多様化し、PCだろうが、CDに有線であろうが、音源を身近に流しているだけでも、自然とジャズの感覚が身につくもので、通勤のクルマの中で聴き流している人は意外に多いようだ。

だから、気軽に聴く魅力を伝えられればと、ジャズのページ (カテゴリー) に、駄文をつづっている。
不真面目かもしれないが 「たかがジャズ」 の中にこそが、次世代のあるべき道がある。
そして 「されどジャズ」 が、醍醐味であり、少数派になりたければ、表現者になればいい。

当店 雑談や日常会話が主旋律であり、行間を埋めるべくシーンを作るため、ジャズをのせている。

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2019年11月27日

Jazz Talk Vol.92

来月10日、ジャズピアニスト 「上原ひろみ」 ソロコンサートが新潟で開催される。

複数のお客さんに誘いを受けたが、さすがに12月は店をほったらかしてまで聴きには行けない。

公演とは、お客さんのためにある。
鑑賞後、他者と意見を交わしたり、感想を語ったりすることが、エンターテインメントの醍醐味。
料理と同じで、熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちにが原則。

だから、すぐに感想を語る。
その意味で、一人よりも二人、複数の語彙によって、一定レベルにまで理解がおよぶようになる。
想像力が欠落してるのに、好きだのキライだの、根拠のない戯言は決して口にすべきではない。

音楽的な感性を磨くことは、対話を通じたアウトプット。

迂回することなかれ。

http://jazzbar-gig.seesaa.net/article/470463164.html ( Spectrum )
http://jazzbar-gig.seesaa.net/article/444412586.html ( SPARK )
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2019年11月02日

Karel Boehlee (P)

「カレル・ボエリー・トリオ」 のアルバム 「 Last Tango in Pari 」 を手にした。

ご存知 「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ」 初代ピアニストである。
リーダーアルバムは他にもあるが、インプロヴィゼーションは、幻想的なフレグランスをイメージさせる。

この手のアルバムは一歩間違えると、ただ甘いだけの 「ナルシズムな仕上がり」 も予想される。
そこをベースとドラムがピアノを盛り立てながら、リリカルで澄んだ旋律を太い骨格でメリハリをつけて、静寂な情感を醸し出している印象。
こよなく繊細でありながら、美意識丸出しにならないのは 「サイドメンの力量」 にもよると思われる。

「ピアノトリオは、最小限のオーケストラ」 ともいわれる。
どの編成より、トリオは自由空間が広いため、スキルとインスピレーションによる適応力を要する。
その分、ごまかしはきかないので力量不足だと、アルバムでもライブであれ、物足りなさを感じる。
それほど、トリオは組みやすい反面、求められる期待も高い分 「リスキーな編成」 ともいえるんだ。

最初は 「軟派なピアノ」 と否定されるも、聞き込めば判断を訂正しなきゃいけなくなるだろう。

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2019年10月19日

Jazz Talk Vol.91

今年9月に渋谷で開催された 「東京ジャズ 2019」

その模様が3週にわたって、BSで放映されている。
僕の目玉は 「チック・コリア・アコースティック・トリオ」 (バンド)
オンエアでは、観客と一体になった名曲 「スペイン」 が、ピックアップされていた。

過去、多くの魅力を書いたが、サウンド・クリエーターしかり 「トリオ」 でのチックが好きだ。
トリオの有名作は、ドラムがロイ・ヘインズの 「 Now He Sings Now He Sobs 」 (68) だろうが、僕のチャンネルはやや違う。

89年に結成した、ドラムがデイヴ・ウェックルのアコースティック・トリオに惹かれる。
とりわけ、ベースのジョン・パトツィッチの速いパッセージが魅力的だ。
その後、ドラムのスティーブ・ガッドと共演した 「 Super Trio 」 (05) も格別である。

チックからは、野生的な表現は伝わらぬも、フィーリングは極めてスタイリッシュなんだ。
どんなスタイルにも応じられる 「鍵盤の賢者」 という印象もあり、ステージでは温もりに満ちた人柄を感じさせ、ほがらかさが日本人からも愛されている。

13年9月 「新潟公演」 のステージでも耳にした、名曲 「スペイン」 は、6年の時を経ても、親近感を実感させた演奏で、メンバー3人とも 「カッコよく年齢を重ねているのよ」 これが。
チック・コリア 78歳  ジョン・パトツィッチ 60歳  デイブ・ウェックル 59歳  こりゃ、まいりました。  

ホンモノには時間がかかっていて、その表現が痩せてないのが証拠だよ。

 
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2019年09月26日

Spectrum

ピアニストにあたえられた平等な条件は、88の音階をたたき出す白と黒の鍵盤。

世界屈指のジャズピアニスト 「上原ひろみ」
3年ぶりの新潟公演は 「ソロツアー」 となる。
日程が12月10日なので、涙を呑むところだが、ソロコンサートは耳慣れしていないとややむずかしい。

一口にソロピアノでも、そのスタイルはさまざま。
左手でベースラインとハーモニーを奏で、右手でメロディーラインを弾く。
基本的なところは一致しているが、自分の好きなスタイルにたどり着くまでが、長い道のりとなる。

僕自身、手もとに残してある、ソロピアノアルバムは限られている。
再聴するのは、テクニカルなだけではなく、イマジネーションが豊かで、リリカルなアルバム。
例えば、ビル・エバンス 「 Alone 」 キース・ジャレット 「 The Melody At Night With You 」

「告白的なアルバム」 が好きだ。
もちろん、ソウルフルで黒っぽいフィーリングも好きだし、クラシックなポピュラーも好きだ。
今、この気分で 「心が欲しがる音」 こそ、自分が求めているソロピアノ。
音楽を記号や符号で聴いていないので、欲するは自分の心境に近い音になる。

彼女の音楽は、爆発的なプレイスタイルにある。
超人的なテクニックはとどまることを知らず、さまざまな挑戦と力強さに多くの人から支持される。
その音楽性、ジャズの枠に収まらず、現在 過去 未来を感じさせる 「夢ある音源」 が詰まっている。
コンサートをより楽しむためにも、あらかじめアルバムを大筋で聴きこんで、出かけるのがいいだろう。

「あなたの感性」 いかに

http://jazzbar-gig.seesaa.net/article/444412586.html ( SPARK )

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2019年07月31日

George Benson  (G & Vo)

真夏に聴く音楽は、熱い臨場感より、アーバン感覚な 「スマートなフィーリング」 を欲する。

「ジョージ・ベンソン」 が、好きだ。

ギタープレイは然り、熟成した歌声に酔いしれたい。

夜遅く、冷房の効いたリビングで妻と、あるいは恋人とソファーに座り、聴きたくなる大人のラブソング。

選曲は 「 Turn Your Love Around 」 「 Feel Like Making Love 」 「 Inside Love 」

「 In Your Eyes 」 「 Grand New World 」 「 Love X Love 」

 
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2019年07月21日

Jazz Talk Vol.90

20日 深夜 今年3月の 「渡辺貞夫・ニューヨーク・ライブ」 がテレビで放映されることを知ったのは、新潟在住の 「ジェリー・マリガン」 と噂される 「バリトン奏者」 からのメール。

知らせがなければ、録画し忘れるところ、日曜の昼下りは 「 One For You 」 から、スタート。
素敵な 「日本語で語りかけてくる」 やわらかいアルトの音色に癒されて、40年あまり。

貞夫さんの音楽には、過去がつまっていると同時に、まだ味わい尽くしていない未来もある。
「聴きあきた」 で、封印できる音楽ではなく、人生にカーペットを敷いてくれるような色合いを持つ。

それは 「ジャズ」 というジャンルより 「渡辺貞夫」 という、別格なエッセンスであり、どんな時代でも 「前を向いた人」 であることを、一瞬にして再認識した。

ライブのセットにはなかったが 「  I Thought of You 」 という、曲が好きだ。
どこかの琴線に触れ、思い出の引き出しが開き、涙があふれ出そうな、やさしい父性を感じさせる。

 
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2019年06月24日

Time Remembered 2

ジャズピアノの詩人 「ビル・エヴァンス」 の生涯を描いた、ドキュメンタリー映画 「タイム・リメンバード」 を 「シネ・ウインド」 で鑑賞。
http://jazzbar-gig.seesaa.net/article/465641704.html ( Time Remembered )

晩年、肝硬変が遠因の病に苦しみながら、病院代わりにステージで演奏を続け 「時間をかけた自殺」 と、ささやかれ、51歳で幕を閉じた、彼の背景に迫る映画。

内向的な繊細さが、高度な音楽欲求をもたらした反面、薬物、借金、離婚、近し者の死が薬物依存へと迷い込ませ、取り残された孤独に 「俺は死ぬべき人間」 と、自覚的に死に追いこんだとしても、不思議ではない。

彼の映画を見てから、音楽を聴くか、彼の音楽を聴いてから、映画を見るかは、それぞれの入り方。
音楽性は、ジャズのビギナーから、マニアまでとりこんでしまう、遠浅と深海の魅力が共存している。

つたない、個人的な感想をつづる。
物語の大筋は良くも、編集が粗く、新たな証言もなく、心許ない記憶を寄せ集め、迫真性には欠けた。
紋切り型といえばそれまでだが、没後40年の今では、あまりにも時間が経ちすぎてしまった。
思いつきでないにせよ、制作と公開には適切なタイミングがあったと思うし、記録映画として貴重だが、これ以上は掘り下げられず、客観性をふまえ、何を思い、どう感じるかは、個人の解釈となる。

映画のタイトル 「 Time Remembered 」 通り 「記憶には時間」 がある。

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2019年05月27日

Junko Yagami (Vo)  3

26日 今年も3人、3年連続、3回目の 「八神純子コンサート」 へ出かけた。

場所は新潟市音楽文化会館、開演16時、座席は一列目の一番左端。
アタリかハズレかわからない席に 「オレは、ゴキブリじゃねえ」 と、独り言を吐く。

ポップスのライブに出かけるのは、八神純子だけ。
過去3回とも 「日曜公演」 の日程が、鑑賞を可能にしている。

彼女の魅力は、過去のカリスマ性に頼らない、自立した女性の華やかさにある。
歌声とフレージングは、還暦過ぎの御年に違和感がなく、水準以上の歌唱を聴かせてくれる常備薬。
往年のヒット曲で、会場が盛り上がるのもいいが、彼女のステージには大人の香りがあり、それぞれの楽曲にムードや生きざまを感じさせ、長い時間をかけて仕上がった 「カッコイイ女性」 を感じる。

前半は上下白のスーツ、後半は青のワンピース姿で華麗に登場。
アレンジを変化させ、聴き手をあきさせない工夫で、会場を優しく包みこみ、ラストは全員総立ちとなり、手拍子、合いの手、声援と、ヒートアップしていく。

連れの二人も思いっきり 「ハマって」 おり、ボクも精一杯楽しんでるが、妻に 「ホラ、ノッテ、ノッテ」 と肘でプレッシャーをかけられる始末。
男はどこか照れ臭さがあるもの、こういうときの女は切り換えの早さに加えて 「せっかく来たんだから、もっと楽しもう」 と、すぐに沸騰点に到達するパワーは敵わない。
こうして、2時間にもおよぶステージは、少し感傷的な余韻を残し、18時に終演。

体は小さいのに、ステージ上で大きく見えるのが、八神純子の風格 (オーラ) である。

http://jazzbar-gig.seesaa.net/article/460299658.html ( Junko Yagami (Vo)  2 )
http://jazzbar-gig.seesaa.net/article/451218183.html ( Junko Yagami (Vo) )

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2019年05月22日

Terumasa Hino (Tp)

ジャズトランペッター 「日野皓正」 (78歳) が 「春の叙勲」 受章者に選ばれた。
長年、日本のジャズシーンを 「渡辺貞夫」 と、二枚看板で牽引し 「人を育てた」 功績は大きい。

高2の頃、新潟県民会館で見たとき 「気さくな不良」 の雰囲気を漂わせ、マイルスを意識してるような出で立ちで 「わからんやつはいい」 反抗的な態度があり、演奏がいきり立っていた。
初めて聴く方にすれば、憤りの感情がイカす解釈となり、演奏者がプライドに凝り固まると、いつまでも青春期の渇いた音の枠から抜け出せず、硬い音色でとどまることもある。

時代背景に、厳しい練習があるから、過程として 「通るべき勘違い」 も、未来につながる。
そこに動物的な勘が宿り、妙な工夫や小細工せず、感じたまま演奏する個性 (本能) が身につく。
どんな音をぶつけてくるかわからないのに、いちいち考えていられないし 「ジャズは感じる音楽」 だ。

今は当時より、平均的に上手く、思慮深いが、表現の場なのに、あまり個性を感じない。
デジタル化になると、葛藤が少ない分 「演奏に個性が宿らない」 というのかな。
チケットを買ったのに 「オレは、だれを聴きに来ているんだ」 と思ったことあるもん。

ブログに名を列ねたミュージシャンには、自分の音 (個性) がある。
デジタル化で、得るものはあるが、失いがちなものもある。
日野さんは後輩に、アナログ的な方向指示器を出して、その頑固な個性 (本能) が認められた。

それを感じさせるエピソードを知るが、興味のある人にだけ、カウンターでお話するよ。

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2019年05月13日

Time Remembered

ジャズを好きな者として、このドキュメンタリー映画は見逃せない。

新潟の映画関係者から 「ビル・エヴァンスの生涯」 を記録した映画 「タイム・リメンバード」 が、来月 「シネ・ウインド」 で、上映されることを知らされた。

ジャズピアニストの中で、とりわけ人気の高いエヴァンスを今さら語らぬが、享年51歳、生涯作品から一枚選ぶとしたら 「 Waltz For Debby 」 だな。
もしくはスタジオ録音、最後の傑作とも呼ばれる 「 You Must Believe In Spring 」 かな。
他のアルバム、他のピアノトリオと、そうカンタンに同列におけないほどの、最高傑作だと思っている。

何度聴いても、抒情的なメロディーと味わい深さが、人の心に訴求する。
2枚中、どちらかを聴き終えると細く長く 「40年ジャズを聴き続けてよかった」 と思う瞬間に出会える。
エヴァンスの求道者ではないが、こんなに人の心をつかむアルバムも少なくない。

後に、世界最高峰と感じた 「キース・ジャレット」 に移行したのだが、美しいものは最後まで人の心に収納されて、人生にストーリー性を帯びたとき、取り出したくなるアルバムこそ、心の名盤なんだろうね。
「 Waltz For Debby 」 の 「 My Foolish Heart 」 は、史上最も美しい、オープニングナンバーだと思うし、当店が開店した頃には、こればかりエンドレスに流していたので、心がしみいるんだよね。

世界中を魅了した旋律を奏でた、彼の人柄やヒストリーに興味を抱かないわけがない。

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2019年01月30日

Jazz Talk Vol.89

国民的アイドル 「嵐の活動休止」 は、とやかく言うまでもなく、円満に熟れた 「大人宣言」 だ。

とかく、活動休止や解散、脱退や交代になると、きな臭い憶測が飛び交うが、そんな様相ないじゃん。
一般的に 「グループ」 の解散には、秘められた理由があるもの。
人間関係に亀裂が生じたり、目指す方向性の違い、もう飽きたまで、離れる理由はさまざまだ。

これが音楽バンドだと 「偽装解散」 というものがある。
聞き慣れないと思うが、ジャンルはジャズでもロックでもいいさ。
例えば、トリオであれば、3人編成は演奏の範囲が広いので、相当数のテクニックを要する。
趣味で演奏するなら、仲よく情にほだされてもいいが、プロを志して、ギャランティーが発生するのなら、全員が 「日進月歩」 してなければならない。

仮の話、ベースがうねるビートを弾けなければ、要求はおろか、グループはいつか頭打ちになる。
そうならないうちに特訓を強いたり、または交代要員を探しておかないと、グループのレベルが上がらぬどころか、行きたいところに行けなくなるのが、過酷なプロの世界。
だが、そう容易く交代できないのは、これまで一緒に演奏してきた情もあるから、首切りを躊躇するのはあたりまえのこと。

そこで、プライドを傷つけず、一度解散の形式をとり、時をあらためて新加入のベースとグループを結成しなおすのが、よくあるパターンだ。
気持ちのいいやり方ではないが、バンドを結成したことのある人なら、苦渋の決断はあるんじゃないか。
ミュージシャンの世界、弱肉強食だから、うまいやつはのどから手が出るほど欲しくなるもの。
スキルの違いが歴然としてくると、どうしてもメンバーを入れ換えたくなってくる。

東京でプロになろうと志した人なら、こんなことはよくあることで、いちいち感傷的になっていられない。
ともあれ、グループと名のつくもの、前進するための 「偽装解散」 もある。
だから解散後、シンパシーを寄せあった、メンバー同士で再結成することはおきやすい。

グループの不可解さは、底が知れない。
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2019年01月21日

Jazz Talk Vol.88

19日 新潟ジャズストリート 2019

続いての会場は、午後4時開演の 「クールグルーヴ」 ( Cool Groove )
8ビートを主体に、管楽器編成でノリ飛ばす、新潟屈指の地元フュージョンバンド。
http://jazzbar-gig.seesaa.net/article/432684743.html (Jazz Talk Vol.66) 

セットリストは、マーカスミラーの 「JUJU」 を皮切りに、斬新なアレンジが印象的な 「ブルーボッサ」 マイルスの 「TUTU」 ディメンションの 「オン マンデー モーニング」 へと続く。
その音楽レンジは広く、個々のスキルも高い上、選曲にもセンスがある。

ボクの中には、アナログとデジタルが共存しているが、あまり境界線はない。
基本 「4ビートが好き」 だが、代わり映えのしない演奏が続くと、おなか一杯になるときがある。
こういうとき、躍動的な 「フュージョンジャズ」 を聴きたくなるんだ。

それに、耳は同じところにとどまっていられないからね。

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2019年01月20日

Mitsuhiro Itagaki (P)

19日 新潟ジャズストリート 2019 

会場は、イタリア軒 午後12時開演 「板垣光弘・ピアノ・ソロ・ライブ」 を聴きに出かけた。
マホガニーのグランドピアノからは、ジャズのスタンダードナンバーが優雅に奏でられる。

15年9月 東京 「新宿ピットイン」 彼のリーダートリオを聴いて以来、今回が2度目で、ソロは初。
http://jazzbar-gig.seesaa.net/article/427079730.html (当時のライブリポート)

ひとことで、ソロピアノといっても、その 「スタイルはさまざま」 だ。
左手でベースラインとハーモニーを出し、右手でメロディーラインを奏でる。
基本的なところは一致してるが、リズム感の強さが持ち味の人もいれば、リリカルにイマジネーションを大切にする人もいて、個性の妙を味わえるのは、それこそタイプである。

プログラムは 「ムーン・リバー」 「ワルツ・フォー・デビィ」 「ミスティー」 「チェロキー」 など、だれもが一度は耳にしたことがあろうナンバーが続き、最後は情感があふれる 「ダニー・ボーイ」
「シンプルの中の美しさ」 を、素敵に表現していた。

すでに、トリオとしての最新アルバム 「ラブ・イズ・ブルー」 は、聴いていたので演奏終了後、本人に 「一段と迫力が増した、最新アルバムですね」 と、ひとりのファンとして、印象を伝える。

「ソロピアノ」 もいいが、今度は 「リーダー・トリオ」 で歌い上げた、迫力ライブを聴きたいと思った。
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2018年12月16日

Journey (Rock)

イギリスのロックバンド 「クイーン」 のボーカル 「フレディ・マーキュリー」 を、ドキュメンタリー化した映画 「ボヘミアン・ラプソティ」 が、日本で大ヒットしている。

70〜80年代、ロックグループは色鉛筆ほどの数があり、リスナーも好きな色を手に夢中になっていた。
クイーンには、関心を示せなかったが、ジャズに卒倒しつつ、ロックにも寝返られるほどの洋楽全盛期。

ターンテーブルでは、何枚もの洋楽アルバムを回したが、ことさら80年代を席巻した、アメリカのロックバンド 「ジャーニー」 は、ボクの気持ちをハイにした。
双璧の 「TOTO」 は、閃光のような高音域の使い方がカッコよかったが 「ジャーニー」 は、地鳴りのような重低音を活かした迫力が、ボーカルの高音域を活かせ、ダイナミックレンジの幅も広かった。

リードボーカルのハリのある声、リードギターの鋭いリフ、バンド全体を締めるタイトなドラムのリズム。
どれをとっても、ひとりひとりのスキルが高く、それこそウルトラヒットを飛ばすモンスターバンド。
ステージングはもちろん、曲間のリレーにセンスがあり 「そろそろ、アレを聴きたい」 と思わせるころ、期待を裏切らないんだよな。

最近 「2017年の東京公演のライブ映像」 を見た。
地平線の見える灼熱のハイウェイを疾走するような 「グルーヴ感」 は、ボーカルがチェンジしようが、魅力は不変であり、そのパワーは伊達じゃない。
アルバム 「エスケイプ」 「フロンティアーズ」 を、プールサイドのデッキチェアーで日焼けをしながら、大音量で聴いていた、しばしの休息を思いおこさせる。

人に紹介するなら、名曲 「セパレイトウェイズ」 が好ましいが 「これぞ、アメリカのロックバンドだ」 と思わせるハードなナンバー 「チェインリアクション」 が、一番好きだな。

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2018年12月11日

Cleopatra's Dream

イルミネーション灯る、師走の街中。

どこの商業施設に入っても、BGMは 「クリスマスソング」 一色。
店でも、適宜にセレクトするが、ライトムードの 「ジャズバー」 なので、対応は柔軟だ。

当初より、ジャズを押しつける雰囲気は避けたから 「ビギナー感覚」 を重視している。
ジャズの魅力は、真剣に聴こうが、聴き流そうが 「テイストは自由」 である。

耳が肥えてくると、耳を澄ませなくても、肌感覚だけで 「リラックス」 できる。
そうだなあ、少しネクタイを緩めてくつろげる 「気ままな夜」 のスタイルでありたい。

その代わり、オーナーシップとして 「ジャズを語れる」 べし。

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2018年11月22日

Jazz Talk Vol.87

例年通り、お店に 「クリスマスツリー」 をセットした。

クリスマスは 「恋愛情緒」 を高めたくなる。
手編みのセーターを着て、暖炉の温かさに包まれながら、ラブソングを想定するような。

「ホワイトクリスマス」 「ラストクリスマス」 「クリスマス・イズ・ネヴァー」
ジャズなら 「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」 「ボディ・アンド・ソウル」 「ラウンド・ミッドナイト」
このあたりの心温まる、ラインナップになろうか。

時節柄、ジャズバラード、ソウルもいいが、あえて、クリスマスに熱量を込めないのもいい。
抜いた感じで、アコースティックサウンド 「ボサノバ風のクールジャズ」 を聴くのも、かっこよくないか。

原曲がいいと、崩しても様になる ・・・  クリスマスを遊ぼう !

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2018年10月12日

Looking Up

情熱大陸で、フュージョンバンド 「カシオペア」 の元キーボード奏者 「向谷 実」 の今を特集してた。

現在、JRの発車メロディーを作曲したり、鉄道の業務用運転シュミレーターを開発したり、その手腕は世界市場にも進出している。
彼は、カシオペア時代から、自他ともに認める鉄道マニア、通称 「鉄ちゃん」 で知られ、全国ツアーをしながら、その感性を磨いていたから 「好きこそものの上手なれ」 とは言ったもの。

80年代の絶頂期。
音楽誌のインタビューで 「音楽以外のことは、何も知らない音楽バカにはなりたくない」 と語っていた。
その頃から、音楽活動以外にも、マルチメディアのクリエイターとして、今の会社を起業しており、趣味を実益に変えた実績は長く 「音楽家だから、音楽だけをやっていればいい」 考えにおさまらなかった。

現代 「二足のわらじを履く」 は普通 「芸は身を助ける」 こともあり 「天は二物を与えず」 は死語。
浮ついた自分探しとは違い、何年もコツコツと積み上げてきたことが、いつか世間の目に留まり、意外な展開に発展する場合もあるから、早熟に遅咲き、物事には明確な順序があるとは限らないと思える。
損得は二の次で 「本音で生きている」 んだ。

ジャズピアニスト 「山下洋輔」 が、何かのインタビューで、いみじくもこう言っていた。
「好きなことをしてない人の顔は、ゆがんでいる」 と。
だれでも、好きなことだけを仕事にはできないから、趣味や人つきあい、顔の利く店の一軒でもあれば、そこから見えてくる世界もある。

向谷実は、カシオペアが分裂し、一度解散をするとき、あまりにもやるべきことが多すぎて、ノイローゼになりそうなほど疲れた時期もあったそうだが、ただ好きなことだけをやってきたわけでなく、いやなこともやってのけて 「今の好き」 があるのが大事なんだ。

それに、カシオペアはジャズと違い、即興中心のバンドでなく、綿密に決められたステージングを描く。
ゆえに、鉄道シュミレーターの開発をする分野では、うってつけの音楽環境だったであろう。
番組最後、商談のプレゼンテーションでピアノを弾く場面、最近は向谷の過去を知らない人たちからは 「ピアノが上手ですね」 と言われることが多くなったという。

おいおい 「彼は本当にすごい人」  (プロ) なんだぜ (笑)
意外なギャップほど、きっと人の心をつかむんだろうね。

久しぶりにあの名曲 「ルッキング・アップ」 を聴きたくなった。

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2018年10月03日

Jazz Talk Vol.86

書店で目を引いたのが、今月2日発売のジャズのCD付マガジン創刊 「絶対名曲」 コレクション。

その昔 「ジャズに名演あれ名曲なし」 と論じた批評家がいた。
「乱暴な意見だな」 と思いつつ、ジャズは演奏が聴かせどころでもあるので、意見はわかりそうなもの。
だが、原曲あっての選曲であるため 「名曲知らずに名演あらず」 とも言えるだろう。

聴く側の立場からすれば、ジャズの名曲を知っていれば、必然的にポテンシャルは高くなる。
しかし、手垢のつきすぎたスタンダードだけで構成されたアルバムは、素材感にあきがともなう。
そうならないために、優れたカバーで名曲に輝きを増すことにおいて、聴きどころもハッキリしてくるが、必ずしも名曲だけを知っていればいいわけではなく、スタンダードとオリジナルのバランスが調和してるアルバムが好きだ。

ボクの経験で語れば、名盤と呼ばれるアルバムは、聴き手をあきさせない工夫がほどこされている。
全部の曲が全部いいことはないし、ゴキゲンな曲が2〜3あれば上出来で、完璧さを求めていない。
ライヴの選曲も同じで、何の工夫もないスタンダードを延々と聴かされるより、オリジナルも含まれてると違った角度で旋律を感じやすく、その人の個性が伝わってくるので、構成で用意してほしいところでね。

ジャズの耳を鍛える、気楽な教則本ともなる本企画。
「後藤雅洋」 監修の元、次世代につながるわかりやすい名曲で構成されている。
名曲と名演のバランスがよく、なおかつ、それぞれの原曲に優る劣らぬ、個性的な表現が印象だった。

今さらではなく、あらためて耳を傾けると、これまでとは一味違う、ジャズの旋律の魅力を感じる。

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2018年09月23日

One Up One Down

店のCDプレイヤーには、ほぼ一ヶ月もの間、同じアルバムがセットされている。

「 The Lost Album 」 John Coltrane
http://jazzbar-gig.seesaa.net/article/459884248.html

ひとりでいるとき、よく聴いている。
これが、ボクのジャズの聴き方。
大量にあれこれと聴きかじるより、一枚を長く堪能するタイプ。

ジャズを集めず、聴くことを重点にしているので、宝の一枚を楽しんでいたい。
そんな一枚に加わりそうな、55年ぶりに発掘された、幻のアルバムである。
硬質のマニアにすれば、賛否両論あろうが、脂のノリ具合からして違う。

店の営業では 「会話を妨げない音量」 で、ジャズを流している。
ソロ デュオ トリオ カルテット クインテット ヴォーカル 流すのにこだわりはない。
音源がCD DVD 有線だろうが、一向に構わず、ジャズを空気に聞き惚れていたい。

ジャズあっての雑談ではなく、雑談あってのジャズであるから、ジャズは個性でしかない。
ジャズ談義もするが、好き嫌いを論じたり、議論を白熱させたりするのは、ボクの想像力ではない。
だから、ジャズを勉強したことないし、それをしたとしても、不毛な時間を費やすだけだ。

長年、団塊世代のジャズファンを師と仰ぎ、時に反面教師としてきた。
その結果、ボクは 「ジャズを楽しく語る」 ことを念頭においた。
つまり、ジャズは趣 (おもむき) であり、愛し方をいかなるようにとらえられても、重要なことではない。

本作の特筆は、猛獣ドラム 「エルビン・ジョーンズ」 が叩き出す、破格のグルーヴは自己に止まらず、他のメンバーをあおりまくり、持ち味を引き出すところ。
骨太な4人の波長がピッタリと合わさった、男の汗が飛び散る、硬派でセクシーなアルバムである。

「 ジャズは、いいな 」   What a Professional Jazz !

posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする