2020年10月04日

店の匂い

コロナ禍で、日常的にマスクを着用するようになり、嗅覚で情緒を感じることが少なくなった。

それこそ、海辺へ行くとマスクを外して、潮風を嗅ぎたくなる感覚。
前触れもなく、すれ違った女性が、昔の彼女と同じ香水をつけていれば、自然と思い出すだろう。
どこかの家の台所から、カレーの匂いが漂ってくれば、台所に立つ母親をイメージできる。
バスクリンの匂いに、家族だんらんを思い浮かべたり、嗅覚は記憶と深い関係性がある。

当店にも 「店の匂い」 はあると思われる。
自分ではわからぬもの、扉を開けると小学校の教室のような、懐かしさを感じる人もいれば、ほのかにウイスキー樽の風合いを感じる人もいるだろうが、いづれにせよ、匂いは 「年月で変化」 するもの。
最初は、若草のような柔肌の匂いだが、いづれ、老木のような渋みある匂いへと変わる。

それこそ、客の出入りが残した、お店独特の匂いは 「長年の染みた歴史」 となる。

posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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