2020年09月25日

彼の個性

松田優作が主演したドラマ 「探偵物語」 最終回。

街の仲間を虫けらのように殺した犯人グループに、復讐を誓う前につぶやいた台詞。
「昔 俺にも仲間がいて そいつが死んだとき もう仲間は作らんと思って この街に来たのに なんで」
どこか壮絶な過去があることを匂わせた。

2011年9月24日
享年 「46歳」 愛称 「よっちゃん」 の9回目の命日だった。

ひっそりと店を開いて、12年と7か月が経過。
長年のお客さんとは、自然と愛着が積り、次第に人情も芽生えてくる。
特段、私生活をともにしたり、魂胆や利害もなく、純粋につながっている。
近道で出会った関係がもろいように、豊かな回り道をした関係ほど長持ちするもの。
これからは、得ることより失うことが多くなるため、乾杯より献杯に重きを置くようになる。

年に2回、ふたりのお客さんの命日に 「献杯」 をしている。
そのひとりが 「よっちゃん」 で、昨夜しめやかに 「9回目の献杯」 をおこなった。
妻には 「結婚記念日は忘れるのに、そういうことは忘れないんだから」 といわれるが、こういうことは 「男の約束」 みたいなもんでさ。

冒頭の台詞に答えらしき言葉を添えれば 「いい相棒 (仲間) が、いたからこその人生」 じゃないか。
毎年、サラッと書き流すつもりが 「あいつの個性」 が、そうさせないんだ。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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