2020年07月16日

無星の店

ミシュランガイド新潟版 (食の格付け本) で、掲載店が発表された。

三つ星は該当なし、二つ星は3店舗、一つ星は18店舗という結果だった。
うち、一つ星に輝いた、西堀 「割烹かいの」 を知る者として受賞は喜ばしく、料理には人柄も出る。

日本人は 「格付けチェック」 が好きで、切磋琢磨をもたらすが、幼稚化をあぶりだすこともある。
本来、飲食店に星をつけるには、料理の味や品質以外、サービスや接客、周辺環境に至るまで、見識あってのことになるが、ミシュランは 「味」 に評価を絞り、厳格な基準で独自調査したと語る。
言うなれば、そのほうがあれこれと評価が散見せず、わかりやすいだろうし、お店は 「コスパ」 だけを求める場所じゃない。

「ミシュラン」 である以上、談合的なお店の紹介、疑惑的な提灯記事は意に反する。
バイト感覚のモニター調査、仕事帰りに立ち寄った、飲食店の点数やレビューを投稿するのとは違う。
国道沿いのファミレスの味も知らずして、東京麻布のレストランのクオリティを評価できないだろう。
添加物や化学調味料の味を見抜けないのに、有機野菜や自然食品に語彙を持てるわけあるまい。
店を評価するというのは、舌の資質と研鑽があり、土台からしてだれでもできることではないんだ。

僕が、人様のお店を評価しないのは、自分の 「身の程」 を知っているから。
時には、素敵な店で食べる喜びもあるが、心情的には 「無星の店」 で、無邪気に食べるのが好きだ。

人それぞれに価値観はあるが、俺は小さな店の片隅で、ハムカツを食べている方がいいや。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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