2019年11月28日

町の匂い

店へ向かう途中、近所の軒先で 「ただいま」 「おかえり」 と交わす、親子のやりとりを耳にした。

夜の商いをする身においては 「いってらっしゃい」 の時間帯となる。
どこかの家の台所から、カレーの匂いがただよい、生活感が町に息づいてくる夕暮れ。

建物が立ち並ぶのが 「街」 であれば、人が住んでいるのが 「町」 である。
下町を 「下街」 と書かないように、街に住んでいても、僕の心は下町育ちの 「町」 寄りにある。

長い間、街中に住んでいると、たまに自転車で町中を走りたくなる。
きっと、道すがらの何にでも興味を示し、町の匂いを感じたいんだ。

日常の匂いにも、大きく二つある。
リビングでキーボードを叩いているような、都会的に乾いた街の匂い。
お茶の間でテレビを叩いていた頃のような、生活感のある湿った匂い。

どちらの匂いも匂いで、たまに 「町の匂い」 がなつかしくなる。
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