2019年09月27日

高騰品薄

「キンモクセイの香り」 を鼻にした深夜。

食卓に 「新秋刀魚」 が上った。
庶民の味も、地球温暖化と公海での乱獲による漁獲量の減少が 「高騰品薄」 をひきおこした。
そもそも 「食い意地」 が、もたらした現象でもある。

日本はサンマに限らず、景気のいい時代から、世界の高級食材をかき集めては、食の贅をつくした。
食文化の広がりは認めるも 「食べ放題」 なる、愚の骨頂を蔓延 (まんえん) させた。
今でも、カニやマグロにお肉まで、限りある資源を原始的に食い漁るから、人間の欲求は尽きない。

グルメリポートと称した情報番組でも、A級に近いB級グルメ特集、メガ盛りの店など、懲りずに話題性を競っているが、家畜のエサじゃあるまいし、大食い選手権なんてのは、卒業の段階であろう。
僕自身、足るを知れば、定食メニューで十分だし、たまにだから、自分の味覚と感性で贅を満たす。
年中、よだれを垂らし、動物的に食い漁り、うまい不味いと口にするのも、男の本厄42歳ぐらいまで。
それ以降にもなれば、素食に価値を見出して、いい会話もつまみに飲むことを楽しめるようになる。

若いときは 「サンマなんて、貧乏くさくて食えるか」 と、この口は突っ張っていた。
だが、それは自己顕示欲がもたらした見栄で、本当のところは 「食の未熟」 さであってね。
今は、サンマの骨をきれいに外し、身を余すことなく、ワタの苦みも味わえる。
青魚は調理法によっては、好き嫌いもあるが 「食の成長」 は、たしなみに表れるもの。

最高のグルメは、食に感謝し、作ってくれた人に敬意を持つことだと思う。
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