2019年08月27日

一本の柱

連日 「2019 世界柔道選手権」 を録画して見ている。

2日目の男子66キロ級、準決勝 「丸山城志朗ー阿部一二三」 は、歴史に残る名勝負となった。
侍のような丸山のたたずまいは、14年の同級覇者 「海老沼 匠」 を彷彿させる美しい強さだった。

08年 「北京五輪」 のとき 00年 「シドニー五輪」 銀メダリスト 「篠原信一」 のコメント。
「このままでは柔道が、柔道ではなくなってしまう」 と、国際柔道に一石を投じた。
たとえば、極端な前傾姿勢から、組まずともかけられる、捨て身技が横行した。
一見、攻めているように見えるが、偽装攻撃でポイントを奪う 「ジャケットレスリング」 と化した。

柔道の基本は、組み合って技を競う格闘技。
そこから、自分が得意とする組み手を作り、相手のバランスを崩して投げる武道。
「立ち技」 からの連携技で 「寝技 関節技 絞め技」 と移行されるのが柔道。
あの北京での結果が物語ったように、あれから 「本来の柔道とは何か」 が、見直されてきた。

強い選手の組手は、どこからでも技をかけられるように、前襟をつかんでいる。
日本人が外国人のような大柄の選手を相手に奥襟をとったら、すぐに自分のスタミナが尽きてしまい、規格外のパワーで持っていかれてしまう。
そうすると体幹を鍛え上げ、どんな組手からでも技を繰り出せる選手が、メダルの最有力候補となる。

この8年ほどの柔道を見ていると、原点に立ち返る 「一本の柱」 が戻ってきたと思える。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Sports Fan | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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