「1945年 8月15日」 の終戦日から、74年が経過した。
幼心ながら、広島と長崎に原爆を投下し、日本を壊滅に追いこみ、占領下に敷いたアメリカを憎んだ。
しかし、元敵国ながら、映画と音楽 (ジャズ) などの、文化に触れたときの衝撃は大きかった。
スケールの大きさ、フリースピリットに憧れながらも、認めたくない敗戦国としての抵抗が国技だった。
さながら、団体戦では負けたが 「個人戦では、負けた覚えはないぞ」 と思う、心にはびこる反骨心。
アメリカに憧れて心酔するも 「理不尽な言いなりになるもんか」 と、心のどこかで思っていた時代。
日本人にとって、これほど骨の髄まで憎んで、これほど骨の髄まで愛した、そんな国は他にないと思う。
今、平和を脅かすことが多いが 「平和だな」 と思えることが、戦没者への 「畏敬の念」 である。
2019年08月16日
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