2019年06月13日

美人談議

30代前半、仲間と酒場で 「こんな話」 をした。

少年の頃、昆虫の中で、カブトムシ クワガタ カマキリは、男子に絶大な人気があった。
近くの松林をかきわけても、捕獲はカマキリまでで、他は山間が生息圏であることを後に知る。
では 「いい女は、どこに生息しているか」 そんな即席テーマとなり、思い思いに語りだした。

まず、日射しの強い日にはおらず、極めて夜行性で色白のロングヘアー。
薄明かりを好み、女だけで群れず、特殊なフェロモンを分泌して、ひとりで行動するタイプ。
バーカウンターで、すり寄ってくる男を上手にあしらえる器量があるなど、いい女のイメージは膨らむ。

生息場所はホテルのバーなど、ひとりでも違和感のない空間を好み、ウイスキーで日常の疲れを癒す。
だれにでも受ける美人でなく 「個性的な美人」 で、会話の途中、突然 「帰る」 謎の行動をとる。
夜の横断歩道でヒールの音を残し、さっそうとタクシーを拾って消えていく印象。

マスターは、その女性の正体を知っているが、他言無用。
軽い男に 「紹介してよ」 と頼まれても、結果の見える引き合わせはしない。
ここまでが、大まかな 「いい女の定義」 である。

そんな 「美人談議」 から、20年後。
女性は 「年齢を重ねることの素敵さを認識してくれる場所」 に姿を現すことが判明した。
自分の価値を理解され、自分の年齢でおちつける場所。
もし、50代の男が、若い女が集うパーティーに参加していたら、違和感をもたれるだろう。
秘かに貢ぎ物をしていれば、情けない男の姿と重なり、年齢の置き場所で恋愛事情は変わる。

あの頃、モテない俺たちは 「女は外見より内面だ」 とムリに顔を見合わせて、うなずいていたような。
今思えば、古典的なナンパしか知らない世代だから、他愛のない夢で、話の行き着く場所はいつもここ。

スマした美人より、オレは珍味のような 「庶民的な女性」 の方が、情が厚くていいや。

posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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