2018年08月03日

飢餓意識

「何日も雨が降らない」

雨が農作物にあたえる影響は大きい。
地球全体が工業化したことで温暖化を招き、自然の法則性が狂いだして、乱獲などの原因を含めても、農作物の収穫に影響を及ぼしている。

戦後、日本は農業国から、工業国に舵を切ったため、多くの食糧品を輸入に頼っているのが現状。
もし、世界規模の食糧不足におそわれたら輸入も滞り、たちまち 「飢餓列島」 になってしまう。
経済大国第二位を手中にした中国が、肉や魚の味に舌鼓を打つようになり、さらに経済発展を遂げていけば、いづれ食糧の争奪も考えられる。
アメリカが関税率を引き上げたりしているが、大国の意地の張り合いで、結局は庶民にしわ寄せがくる。

前に書いたが、日本は美食にかぶれたり、食べもしない食べ放題で、食を粗末にしていた時代がある。
91年ころ、国産米が不足したとき、緊急経済措置でタイ米を輸入して、局面をしのいだことがあった。
そのとき 「タイ米は不味い」 と国際儀礼上、失礼な国民感情を出して、タイ国民を悲しませた。
日本が恥ずべきは、バブル景気で食糧への飢餓意識がなくなっていたから、あたえられても得た喜びを失ってしまったと思えた。

人間は、モノを考えないとバカになる。
それ以上に、人間はモノを食べないと生きてはいけない。
「雨乞い」 をしている今だから、食の思い上がりを知るには、いい機会じゃないのか。

バブル以降、長らく、美食ブームが続いていた。
舌よりも作法がおかしい、自称 「食通」 や、TPOが見苦しく、ブランド品が浮いて見える 「成金」。
あのころ、いい大人がそんなのばっかりで、公共の場での 「恥の概念」 が薄かったと思える。

15年ほど前、ある歓談の席で、みんなが食を楽しんでいるのに、料理をつついては 「塩加減がどうだ」 「味が薄い」 挙げ句に 「不味い」 だのと、聞えよがしに周囲を 「シラケさせる名人」 がいた。
獣が餌をがっつくように、クチャクチャと音を立てて食べるその姿は、口ほどにお里の方が知れた。

その人から、好きな食べ物を聞かれたので 「ゆでたまご」 と答えて、話の腰を折った。
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