80年代、ディスコやカフェバーがブームで、ユーロ ブラック ソウルとジャンルの選択肢は広かった。
その頃、ボクはプールバーのマネージャーで、洋楽ヒットメロディーを流してたので、自然と音を拾った。
しかし、リズムやコードの単調な曲が反動となり、バリエーション豊かな 「ジャズへのオマージュ」 が、さらに加速したのは、もともと 「ジャズ寄りの耳」 だったのかもしれない。
それでも、80年代前後のポップスは、メロディーやリズムがしっかりとしていたと思う。
それ以降の音楽がつまらないと言いたいのではなく、楽曲のノリやすさ、聴きやすさ、口ずさみやすさ、要するに 「シンプル」 さに、魅力があった。
洋楽だから、詞の意味までおよばぬが、サビや決められた瞬間のキメなど、随所に難しいところもある。
言いかえれば、胸ぐらをグィッとつかまれて、引き寄せられるようなインパクトだ。
もちろん、ジャズにも 「燃焼系のジャズ」 といって、同じような瞬間もあるが、その日、その楽曲、そのメンバーにより、想定外の演奏が飛び出すのがジャズだし、どう始まり、どう終わるか、予想がつかない複雑さがスリルで、表現は異なれ 「追い求めてる快感」 は、ジャズもポップスも似たものだと思う。
そんなスピーカーから、聴こえてきた楽曲は、フィリップ・ベイリー 「イージー・ラヴァー」
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