休日の用事を終えて、閉店40分前のコーヒーショップの窓際で、ぼんやりと通行人の姿を見ていた。
すると、顔に幼さが残り、左手のビジネスバックとマフラーの巻き方が初々しい、スーツ姿の若い男子が少し疲れ気味に、右手で袋から半分ほど出したパンを、食べながら歩いている姿を目にした。
これまでなら、見ず知らずの青二才の男子を見ても、なんとも思わなかったが、ボクの年齢からすれば、それぐらいの息子がいてもおかしくないはず。
思わず 「彼は、キチンとメシを食ってるのかな」 とか 「家に着くまで、待ち切れなかったのか」 など、部活帰りの空腹に耐えられない感じと、仕事で叱られて、少ししょぼくれているような感じにも見えた。
最近、物言わぬ 「男親の眼差し」 になるときがある。
もしかしたら、昔の自分を見ているようで、あの頃の気持ちが投影されるのかもね。
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