2018年02月15日

羽生結弦

連日、冬季五輪の熱戦が伝わってくる。

人並みに、メダル獲得の期待と興味もあるが、選手の人間性にも焦点をあてて、その強さも知りたい。
その一人が、明日注目されている、フィギュアスケートの絶対王者の呼び声が高い 「羽生結弦」 だ。

彼は一頃 「王子さま」 の軽薄なネーミングでもてはやされたが、礼節を重んじ、世界を相手に教養も身につけ、フィギュア界をリードできる好青年にまで成長した。

それも 「東日本大震災」 という出来事に一心で向き合い 「ソチ五輪」 で金メダルを獲得したあとも、快進撃を見せた。
あるときは、練習中に中国の選手と衝突して、頭部を負傷したまま、棄権せずに出場した。
賛否はあったが 「滑りきる」 という強い気持ちは、最後まで持ち続けた。

そして、3か月前に、今度は右足首を負傷したにもかかわらず、それを乗り越えて、冬季五輪に照準を合わせ、先日の記者会見でのコメントに 「気持ちの強さ」 を感じた。
「この上ない練習をしたので、不安はない」 と全快宣言し、負傷を言い訳にできる退路を自ら断った。
すごい、コメントだよ。

一流選手は、やり続けることを信条として、メダルを獲得しても過信はしない。
理由は、子どもの頃から、自分の得意なことしかしていない、前向きな 「コンプレックス」 があるから、他の世界も尊重する、素直な感受性が育まれたと思う。

インタビューの答え方ひとつ、笑みを浮かべながら、穏やかに話し、一般人の生活とかけ離れたような態度をとらず、自分の考え方を示しながら、社会に溶け込んでいる。
これこそ、アスリートとしてのレベルの高さ、内面の充実と強靭さを兼ね備えた 「文武両道型」 である。

一頃は、スポーツが優秀であれば、神輿の上に乗せられて、人間教育をされない選手も多かった。
技能を養うための練習だけで、強さがすべての価値判断となり、そこに 「美しさ」 がなかった。
時代によって、求められるヒーロー像も変わったが 「強さ」 イコール 「人柄」 で応援したい。

彼、明日、金メダルを獲るよ。

posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Sports Fan | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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