2018年02月03日

10年を前にして

こんな 「サイエンス」 な話を聞いたことがある。

人間の細胞は、約60兆あるが、7年周期で全て入れ替わるので、体内は別人に変化しているという。
細胞の変化がもたらす、容姿による精神への影響も少なからずあるだろう。

古い映画のタイトルを例にあげれば、マリリン・モンロー 「七年目の浮気」 は、7年周期の細胞が入れ替わったから、7年前の男女ではないので、理屈の上では浮気の言い訳になるのかな (笑)

まあ、伏線はこれぐらいにして、ここから本題へ入る。
店は、その7年を優に越えて、今月の22日で 「開店10周年」 になろうとしている。

開店から、常連客の来店頻度たるもの、時代とともにフェイドアウトする。
言い換えれば、その時代の 「ランニングパートナー」 のようなもので、一定の時期は蜜月だったが、 ランニングコースの分岐点で、おたがいの交通標識を見つけて、それぞれ二方向へ別れる感覚。
すると数キロ先の給水場で偶然再会し、また伴走をするようなときもある。

お客さんとの関係は、往年のヒット曲、金井克子 「他人の関係」 のように 「会う時にはいつでも、他人の二人。夕べは夕べ、そして今夜は今夜」 そんな気ままな関係でいい。
それが 「安全な距離」 で、同じ善意でも、急に親しくなった関係ほど、有償の善意だったりする。
それも現実だから、仲を結びつけるものは、結局のところ 「無償の善意」 なんだよね。

お客さんから 「キリがいいから、10周年記念パーティーでもしないの」 と切り出された。
温かい言葉に感謝をしながら、ボクらの出した答えは 「特別なことはやめておこう」 
仮にするとしても、露骨に自分への損得を考えるようではダメだし、そこにメリットがあろうがなかろうが、対人関係は平等にしておかないと、後々おかしくなってくるものだ。

なぜなら 「あの人には声をかけたけど、私に誘いはなかった」 と根源的な嫉妬感情がおきる。
だから、人物画像などを公開しないのは、複雑な思いを抱かせたくない配慮からなんだ。
それに 「あの人、最近は見えないな」 と思っていたら、家計簿が変わっていたリ、仕事や家庭、介護や教育費などで余裕がない、もう飽きたという理由まで含めても 「人には事情がある」 わけだ。

過去に敬意を持ちながら、大事なのは 「今」 である。
文章にするとむずかしく思えるが、云わんとしているのは、とてもシンプルなこと。

細胞は新陳代謝しており、人の心と置かれた場所は、時代とともに変わると思えば、誰も傷つかない。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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