2017年12月27日

Balladist

中古CD店で、バラード曲だけを収録したアルバム、アルトの纐纈歩美 「バラーディスト」 を見つけた。

中古にしては、定価とほぼ変わらぬ強気な値段をつけていたが、じっくり聴きたかった一枚だったので、迷わず手にした。

バラードを特集した、ジャズのアルバムは用心している。
スローな曲が続くとあきやすいし、ただメロディーをなぞるような単調なアルバムもあるからだ。

彼女はメロディーとスペースを大切にしている。
必要としないテクニックは押さえ、情感的な表現を意識し、音色のしなやかさが引き立っている。

隠された腕前は 「新宿ピットイン」 で直に聴いてわかってるが、何よりも 「バラードを理解している」 ことが素晴らしいのである。
http://jazzbar-gig.seesaa.net/article/442799015.html ( Ayumi Koketsu (As) )

これは、カンタンなようで、勘違いされやすい、むずかしいこと。
スローバラードに力量がないと、甘味成分だけの美意識が丸出しとなり、無性に塩分を欲しくなる。
こうした症状がおきないことは、彼女に実力 (バラードの絵心) があるということだ。

そのサポートメンバー、ピアノはロマンチックな 「デイビット・ヘイゼルタイン」
ドラムは、スティックとブラシの両方に職人技が光る名手 「ルイス・ナッシュ」
メロディーを盛り上げるための、気配りをできることが、絶対的な信頼感だから、おそれいりやした。

年の瀬、本アルバムを聴きこみ、時には 「バラード」 を流しておきたい、寒い夜もある。

posted by GIG at 00:00| Comment(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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