2017年08月29日

ブックカバー

本が好きでね。

コーヒーショップで、くつろぎながら。
居酒屋のカウンターで、手酌をしながら。
ベンチに腰を下ろし、弱い光を浴びながら。

そのシーンは、ひとつだけではない。

待ち合わせた場所に相手が遅れても、おちついて待っていられる。
遅れたあてつけに読んでいるのではなく、これが自分の素である。

待ち合わせの時間とは、自分の時間だが、相手の時間でもある。
本にのめりこんでいると 「ゴメン、待った‥」 と、少し息を切らして、正面の席に着く。

意に介さず 「いや‥」 と本を閉じると、ここへ来る途中の出来事を語りはじめる。
そのときは、もう本に用はなく、テーブルに、冷めたコーヒーカップと温かいコーヒーカップが二つ揃い、それまでの時間をつないでくれた、真新しい 「ブックカバー」 が、隅におかれているだけ。

本は 「リラックスできる時間」 をつないでくれる。
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