はっきりしない天気が続くが、これもまた春である。
部屋の窓から、寝ぼけ眼で空を見上げていることがある。
寝覚めのコーヒーを口にしながら、前日の出来事を思い返したり、今日の予定を考えていたリする。
その間、部屋に音はいらない。
外から響いてくる、聞き覚えのある音が、今の時季を教えてくれる。
来週には、引越し用トラックの荷積みの音、春休み中の子どもたちのはしゃぐ声や笑い声が響き渡り、春の忙しさと安らぎをあたえてくれる午後になろう。
街の喧騒が高ぶる午後に目覚め、世間と入れ違いの気分で、午後7時の開店に合わせる日々である。
2017年03月16日
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