2017年01月21日

友情物語

20日 一年で最も冷え込む時期を、二十四節季で表す 「大寒」 だった。

午後の街は、灰色の雲に覆われていたものの、天候は穏やかで、気持ちよく萬代橋を往復できた。

この時期、新潟の街を見渡しても、春を予感できるものはない。
ひとつあるとしたら、日中に雲の切れ間から、一瞬だけ射しこむ、冬の光ぐらいだろう。
春を徹底的に拒んでいる大寒は、実は春の訪れをよりうれしいものに感じさせてくれる役目であることにだれも気がついていないのである。

冬と春のせめぎ合いは、有名童話 「泣いた赤鬼」 の友情物語に見立てられる。
人々は春の赤鬼を愛したが、これも冬の使者を扮する青鬼のひと芝居があったことを人間は知らない。
それを人間に知られたら、春の使者である赤鬼を愛する気持ちが薄れてしまい、冬の暴れん坊である青鬼は 「いつまでもいると、人間が迷惑するので去ります」 と、置手紙を残して消えていく。

赤鬼は青鬼がいたから、人間たちと仲よくできた。
同じように、冬の大寒があるからこそ、春のよろこびがあることを知る。
物語は、青鬼が赤鬼のために犠牲を払ったことで、ようやく赤鬼は青鬼のやさしさを知ることになるが、気づいた時にはもう青鬼はいなくて、それに甘えていた自分の弱さに号泣したのである。

ボクは、そんな冬役を演じて、友人の赤鬼を救った 「青鬼のやさしさ」 が好きだ。

童話と合わせれば、春は冬があるからのよろこびだが、まだまだ大寒‥  真冬の寒さは続く。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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