2016年12月30日

秘する愛

東京から取り寄せた戸籍謄本を見て、思わず吹き出してしまった。

8月に父親が他界したが、まだ若干の手続きが残っている。

本籍は渋谷。
長男である、ボクの出生日と両親の婚姻届けの日付からわかったことは、できちゃった結婚だったこと。
幼い頃 「おまえは、橋の下で拾ってきた子だ」 など、本当かウソかわからないことばかり放言していた父親だから、それだけ笑いもひとしおだ。

ボクぐらいの年齢にもなれば、避けては通れないことが、親の介護と看取りである。
そのとき 「出生の秘密」 を知らされることがあるという。
知人の中には、余命を宣告された父親から、母親が違うことを知らされたり、本当の父親がだれなのかわからない、またはいきなり兄弟が現れたとか、今さらなんてこともあるらしい。

今生の別れまで隠し通すか、それとも真実を明かすかは、親の心としてはからえばいいと思う。
もう、聞き分けのない年齢じゃないから、何をどう聞かされても、そんなにうろたえることはないだろうし、マジックのタネを明かされた気分であろう。
大切なのは、家族だからこそ、秘密が一つ二つあるわけで、口が堅いのが 「家長の努め」 である。

それでも、無縁にしなかったんだから、そういう親は立派だと思うんだ。

その意味で 「秘する愛」 なら、いいだろう。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック