2016年11月03日

夕暮れ族

2日 買い出しの荷物が軽かったので、帰りがけにコーヒーショップへ立ち寄った。

これがまた、仕事前の気分転換に役立っている。

席に着くと、読みかけのハードカバー、25ページ目のしおりを抜き、まだ不慣れな老眼鏡をかける。
乾いた指先を軽く舌で湿らせ、21ページまで戻し、一度内容を整理して、26ページから読み進める。
一般的に1ページ読むのに1分かかると言われるが、今読んでいる文芸小説は物語の伏線部が多いと思われるため、ずいぶん丁寧に読み込んでいる。
しかも、専門的な記述も多用されているが、ボクが若い頃に経験した仕事が題材に使われているので、描写しやすい内容に仕上がっており、この分なら、今週中で読み切れるだろう。

やや滞在時間が長引き、気がつけば夕方の5時近く。

急いで本を閉じて、店の外へ出ると、車のヘッドライトやネオンが、夜のはじまりを告げたように見えた。
そのまま、自転車を走らせていると、西の空だけがまだ明るい。
万代はオフィスビルやマンションに囲まれている賑やかな街なので、今沈もうとしている西日の光線が届くのは川辺の街並みぐらいで、街の中心部に入れば、夜の訪れは早い。
それは一瞬にして、自然な光と建造物の影を往来したようで、秋の夕暮れのコントラストはハッキリしているから、好きである。

ボクのような仕事は、光を浴びる時間が短いので、日中の光と時間は貴重な夕暮れ族である。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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