2016年10月24日

Jazz Talk Vol.77

数日前、お店で 「上原ひろみ」 のライヴ映像をお客さんと眺めていた。

彼女は 「キース・ジャレット」 と共通して、ジャズの枠におさまらない、音楽ジャンルを確立している。
ジャズやカントリー、ゴスペルやクラシック、さまざまな要素をインプロヴィゼーションさせて、ステージをアートする。

とりわけて、キースの 「スタンダード・イン・ノルウェー」 (89) を愛聴盤に上げていた。
「温かみのある一枚」 と表現したところに、凡人じゃわからない、とらえどころがあるんだろう。
実はこのアルバム、ファンを自認する中でも、聴いていない人が相当数いる、高度な一枚とされる。

ゆえに、代表作として、あまりとりあげられないが、ライヴ録音だけに、唸り声の量もハンパじゃない。
しかし、その奥のピアノの美しさに耳が届けば、これほど華麗な演奏もない。

ボクは、このアルバムを聴いた後 「おたがいの音をしっかり聴いてるな」 と、演奏の原点は聴くことに他ならないと思わせられた。

だから、手あかのついたスタンダードも、ふたりの手にかかれば、新しいアプローチで新鮮に聴けるし、上原ひろみはオリジナルが武器だ。

音楽のとらえどころは人それぞれ、映画や絵画などの芸術に触れていれば、インプロヴィゼーションは鋭くなるだろうし、彼女のアルバムタイトル 「スパーク」 に意味してると思える。

久し振りに 「スタンダード・イン・ノルウェー」 を引っぱりだし、昼下がりの自宅で聴いていた。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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