夕方、新潟の懐かしいローカル映像が、ニュース番組で流れていた。
17年前、白山神社の前 (市役所前) から、燕行きの路面電車が関屋方向に走っていた。
車体は黄色と緑色のツートンカラーで、通称 「かぼちゃ電車」 は、古めかしさに愛嬌があった。
高校時代、通学に利用してた電車で、陰では別名 「黒高電車」 とも呼ばれ、朝は上り、夕方は下りに緊張感を強いた車中である。
ボクは、校則違反でバイク通学をしていたので、電車に乗るのは冬に限られていたが、新潟市と黒埼町 (現・西蒲区) を一本の路線で結ぶ、牧歌的な電車であった。
それまで、東京の世田谷区から、新潟の下町育ちなので、黒埼の田園風景に降り立ったことがなく、 青春の期待と不安が高まる一方で、緑の匂いが 「15歳のいらだち」 におちつきをあたえてくれた。
冬場は下り電車で、終点の白山神社の前で降りてから、学ランを着たまま、夜の盛り場を徘徊しては、道すがらに興味を示して寄り道をする 「子ども性」 が全開な高校生だったと思う。
もくずな背景だが、最近は新潟交通が当時の 「かぼちゃ電車」 を再現する形で、BRTの路線に一台 「ラッピングバス」 を走らせたらしく、当時、冬の車窓から見た、寒々した風景を思い出すであろう。
そんな、ハロウィーンを前に、新潟市で少し話題になるかもね。
2016年09月13日
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