バーでは、バラード系がしっくりくるが、ボリュームを間違わなければ、小刻みなフレーズを一心不乱に上昇下降させる、高速ジャズも魅力がある。
環境的には、会話のじゃまにならない、ボリュームにはしている。
ハコの大きさからすれば、たいそうなオーディオセットは必要としない。
よきに越したことはないが、オーディオに凝る人は、自宅がオーディオルームになってるから、わざわざ聴きに出かける人は、今や稀有 (けう) に等しくなった。
当初から 「気軽なジャズ」 をコンセプトにしている。
こう書くと誤読されそうだが、ジャズは好きだけど 「たかが」 の部分も大きく、バランスを欠いてまで、音楽に情熱を捧げるつもりはない。
「されど」 を語れば、ジャズを聴けばイマジネーションは広がるし、気分に合わせたリラクゼーションにもなるから、自分だけの至福の時間を保てるようになる。
つまり 「たかが」 と 「されど」 のバランスが大切なんだ。
昔から 「音楽バカ」 という言葉があるけど、特殊な思いこみで物事をはめて考えると、障壁ばかり 立ちふさがるから、音楽以外の 「ボキャブラリー」 は絶対に必要だと思える。
ジョビンのボサノバの名曲 「ウェーブ」 も、マッコイ、ロン・カーター、トニー・ウイリアムス、3人の手にかかれば、もはや 「熱風」 になってしまうね。
このあと、同じメンバーでのライブ盤 「カウンター・ポイント」 (78) の2曲目で、最初の扉が開いた。
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