2016年03月21日

選ばれし者

21日 一日遅れの休日‥  目覚めたら何をして遊ぼうかな (笑)

先週、正式な辞令が多かったようで、今期最後の三連休は 「異動の準備」 や 「家族との団らん」 を優先したのではないだろうか。
その流れで言えば、正式な歓送迎会は今週末からで、少しおちつくのは4月の第二週あたりか。

当店はバーなので、歓送迎会の解散後、最後に行き着く場所になりやすい。
決して騒ぎに来るお客さんではなく、気を休めたくなったり、自分を見つめ直したいなと思ったときなど、バーの役割は解放感を味わいたくなったときだろう。

若いころの送別ならば、カラオケやスナックなどで、ハメを外してきれいにサヨナラでもいいが、40歳も過ぎた大人が群れてばかりいるようだと、薄ら寒い感じがするのは、ボクだけであろうか。

だってさ、転勤とか異動はこれからひとりでやっていかなきゃいけない立場なのに、集団以外に満たしてくれるものがなかったら 「こいつやっていけんのかな‥」 と思われても不思議じゃないでしょ。

その行先が 「ひとりカラオケ」 で、もしボクがその親の子だったら、切なくなりそうである。
カラオケがいけないということではなくて、大人の隠れ家ひとつ、肩を並べて会話できる相手がひとり、 バーテンダーを話し相手にもてないようでは、このことは何を意味にしているかわかるであろう。

ボクは昔から、送別会の類は好きになれなかったし、自身のことは丁重に断ることも多かった。
これから、新しいことをやろうというとき、感情的なまやかしに後ろ髪を引かれてしまうと、次の職場へ行っても、ポエムな気分が抜けきれないようで、その意味での 「断捨離」 は大切だと思える。

2年ほど前 「池井戸潤」 原作 「七つの会議」 という連続テレビ小説がNHKでオンエアされた。
将来を嘱望された若手の有望株が、完全にワナとも思える理不尽な理由で会社を追われるハメとなる。
そのとき、同期の静止を振り切りながら、放った言葉がこれだ。

「会社を辞めれば、代わりを務めるだれかがいる‥  組織とはそういうもんでしょ」
つまり 「あなたがいなくても、会社は続いていくのが現実」 という、罪に満ちたところもあるんだ。
どんよりした第一話だったが、あのドラマはサラリーマンの気持ちをある程度は代弁していたと思う。

この時期、不満や妬みを残して行くと、その過去に引きずられてしまう。
そうなると吹っ切れなくなるから、新しい環境に潔くとけこめなくなる。
「気持ちの整理がついてないんだろうな」 と思うこともあるけど、要は早く切り替えたモン勝ちだ。

だから、バーは孤独を癒しにくる場所だから 「選ばれし者」 なんだ。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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