2016年02月28日

Jazz Talk Vol.70

ジャズのCDコーナーをながめていたら 「フュージョン」 レーベルの再販商品が充実していた。

コレクターではないので、聴くことを前提に、自ずと手にするアルバムは限られる。
懐かしさにうながされることもないので、耳の記憶を頼りにクオリティーの高さ、ひたむきさを感じさせたアルバムは、また聴きたくなる。

数年ぶりに、フュージョンの再販CDを一枚だけ買った。
ギタリスト 「増尾好秋」 と キーボード 「ヤン・ハマー」 の合作 「フィンガーダンシング」 (81)

ジャズとロックの融合がスピード感にあふれ、ソロテクニックの応酬が聴かせどころ。
一言で、ギターが主役の全6曲35分ながら、あっという間に痛快にノリ飛ばせるライヴアルバム。

リズム隊 (ベース&ドラム) が、火のつけどころを知っているから、アドリブの指が踊りまくる。
全体を通して、物語風にパッケージ (構成力) が高いから、プロデュース力もいい。

高校2年のとき、夢中で聴いた一枚だけに、アドリブも含めてほぼ口でなぞれる (歌える) ね。
それは 「大人買い」 できなかったから、一枚の味わいが今とは全くちがうんだよな。

正直、このアルバム、大して評判が高かったわけでもなく 「私が選ぶジャズ・フュージョンの名盤」   なんちゃらに出てこないが、他者の評価よりも自分が夢中になって聴いたのが、本当の名盤である。

個人的には、内なる美意識が高い音楽に惹かれるけど、時には切れ味抜群のアグレッシブな演奏を 「これでもか」 というぐらい、浴びせられたくなる。
それに人間には 「SとM」 の本能があるらしいから、シチュエーションで聴く耳も変わるもんだ。

このあと、前作 「マスオ・ライヴ」 (79) を自宅の棚から引っ張り出して、聴き比べてみたくなったが、本作は感情がむき出しで、その演奏は粗いんだけど 「1979」 を楽しんでいるようで、彼らの純粋な音に釘ずけにされてしまう。



だけど‥  メンバーを一新して望んだ 「フィンガーダンシング」 の方に、ボクの軍配は上がるな。 
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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