2016年02月25日

男らしさ

男らしさは、女らしさでもあるかも知れない。

数年前、男性の常連客がよほど疲れていたのか、カウンターで寝息を立てていた。
しばらくすると連れの男性客もお見えになり、苦み走った表情で隣の席に座った。

一緒に飲もうと連絡を受けたのだが、呼び出した本人が酔いと睡魔に誘われ、呼び出された方がポツリ取り残された状態におかれた。

彼から 「こういうことはよくありますか」 と聞かれ 「たまにあるけど、見てるから心配ない」 と答えると 「お店にご迷惑をおかけするといけないので、こんな状態になったら、私に連絡をください」 と対面上の妻に自分のケータイナンバーを知らせて、男性をタクシーで連れ帰った夜がある。

ボクは、臨機応変なやさしさに好感を持てた。
今もそれぞれ、単独でお見えになる常連客でもあるが、お二人に共通していることは、どこかに意外な強さを感じられるところなんだ。

23日、彼が久し振りに来店してくれた。

男は不測な出来事を面倒くさがる生きものだから 「放っておけ」 とサジを投げがちになるが、女は 「放っておけないでしょ」 とムキになるところがある。

そのとき、男らしさは 「女性の視点で相手を見ることができる」 のではないかと感じたんだ。
もちろん、ボクの視点は定かではないが 「女の視点がわからない男らしさ」 はあるのだろうか。

男らしさは、態度がデカくて荒っぽく、肩で風を切る粗野なイメージを思い浮かべそうだが、男らしさは  そんな安っぽい 「見た目の支配力」 じゃないと思っている。

もしかすると、男らしくて、女らしい人が、本当の 「男らしさ」 を持っている人かも知れないね。

あの出来事を見てから、少なくてもボクはそう感じている。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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