残暑が快適である。
夕涼みのサイクリングは、気分がすこぶる。
久し振りに予定のない休日だったので、なおさらひとり、水を得た魚のように解放感に満ちた。
「どこへ行こうか…」 そんなことが考えられる自由な気分がいい。
夫婦は一緒に暮らしているからこそ、自由な時間を干渉しないのもルール。
「どこでなにをやっているか…」 そんな世話話はするけど、おたがいのスタイルが違うから、私生活は 相互不干渉ぐらいがちょうどいいし、協力し合うところにおたがいの価値があったりすると思う。
夜の街歩きも好きだ。
小さな飲み屋で、一段落した女将が少し気を許して 「私も一杯、いただいちゃおうかしら」 などいい、 他愛もない会話で、夜が更ける店があったら。
実はあるんだけど、ベテランの女将にもなると、朝が早くなるせいか、閉店時間も体力次第だとかさ。
そうすると、またひとりでフラフラ歩き出して、なにかを求めているつもりでもないのだが。
それに、店探しは情報にすがりつくだけでなく、自分の感性を元に、あまり知られない居場所を作りたい気持ちがあれば、気が合う者が引き合える 「オリジナルの一軒」 も欲しくなるものだ。
「日曜限定劇場」 ながら、夜のフィーリングはジャズのように、即興にブッ飛んだ世界もいいよね。
2015年08月31日
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