そう体感するのも、体の耐久力が落ちてきたせいなのか、こういうときほど 「燃焼系ジャズ」 ならぬ 「燃焼系フュージョン」 も、聴きたくなるから不思議である。
サウンドタイプは多種多様だが、ジャズの即興性を基盤にしながら、キャッチーなメロディがすこぶる。
だけど、カンタンな完成度じゃないもの… これがむずかしいんだ。
ボクの視点から、フュージョン音楽を探求したとき、80年代前半に日本のフュージョンシーンを席巻した本田と峰が率いた実力派集団 「ネイティブサン」 は、音楽性がしっかりしたグループのひとつだった。
作品の中でも、セカンドアルバム 「サバンナ・ホット・ライン」 はアフリカをテーマに、野生動物が生息する大草原の一本道に誘われているようで、いまだに 「真夏の愛聴盤」 である。
BGMとしてのフュージョンもいいけど、本音を言えば、音楽としてのテンションやスリルには欠ける。
だから、内容のいいものほど、目立つとも言えるだろう。
フュージョンブームのとき、周りは質の高い外国フュージョンが満ちてたけど、日本のエッセンシャルなフュージョンもそれなりに聴いていたからね。
ジャズもそうだが、音楽の派生がどこのだれであれ 「いいものはいい」 という、当時からの感覚だけは 大切にしてきたつもりではある。
余談だが、高校一年生の4月、新潟市公会堂でピークの絶頂だった 「ネィティブサン」 の生演奏を 聴いたことが影響したのか、インストの原点らしきジャズへ、急速に傾倒したことは言うまでもない。
【Jazz & Musicの最新記事】
- Chick Corea (P) 3
- Chick Corea (P) 2
- Johnny Griffin (TS)
- Spanish Key
- Birth Of The Cool
- Jazz Talk Vol.108
- Jazz Talk Vol.107
- Jazz Talk Vol.106
- Jazz Talk Vol.105
- Jazz Talk Vol.104
- Steps Ahead
- Eric Miyashiro (TP)
- Junko Yagami (Vo) 4
- Jazz Talk Vol.103
- Ron Carter (B)
- Jazz Talk Vol.102
- Nobuyuki Tsujii (P)
- Jazz Talk Vol.101
- Jazz Talk Vol.100
- Jazz Talk Vol.99
1980年、一連のFusionとは一線を画していたと感じてはまったもはこれ。MSB。パート間の間合いが勉強になりました、、、。
https://m.youtube.com/watch?v=urxoRcp5TB8