2015年06月14日

Ornette Coleman (As)

「フリージャズの巨人」 と呼ばれた 「オーネット・コールマン」 が85歳で死去した。

個人的には 「巨人」 よりも、突出した 「個性」 を放っていた印象がある。
多くを語れるほど聴いたわけじゃないが、フリー系はなじめるまで時間を要する。

最初、フリー系を目の当たりにしたのは、21歳のころ。
音楽文化会館の最前列で聴いた 「富樫雅彦」 率いる 「スティーブ・レイシー」 「デイヴ・ホウランド」 「ドン・チェリー」 だったが、早すぎたというか、むずかしすぎたというか、音の記憶がないんだ。

フリージャズは、気分を放出する快楽的な音楽だから、ほとんど甘さの欠片もない。
ボク自身、4ビートのノリも怪しかったころだから、同じレベルでは楽しめなかった。
フリーを聴くには、複雑な心境だったね。

「コールマン」 を語る。
同じアルト奏者の中でも 「チャーリー・パーカー」 「アート・ペッパー」 らが 「高級食材」 だとしたら、コールマンは 「最高のB級グルメ」 なんだ。
「うまいもんにも飽きたな」 そんなときに聴きたくなるタイプ。
他に 「エリック・ドルフィー」 なんかもあげられる。

言うなれば、正面から高級食材と同じことをやっても、到底かないっこない。
ならば 「オレはオレの路線」 を極めた人。
それを裏づけるように、07年 「ピュリッツアー賞」 のほか、数々の栄誉を受賞した。

最初は音楽性を認められなかったが、次第に 「奴は天才だ」 とささやかれはじめた。
演奏スタイルに賛否両論あったが、最後は世間を認めさせた 「渋さ」 を感じる。
いづれにせよ、個性を名に刻んだ意味で、カッコイイわな。

ボクあたりが、コールマンを恥かしげなく語るのは、生意気にしか受けとられないと思うが、世の中には 「カンタンなもの」 だけじゃなくて 「ムズカシイのもあるんだよ」 と教えられた気もする。

 
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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