酒蔵は、清酒の製造元で有名な 新潟県新発田市の 「金升酒造」 (かねますしゅぞう)
ラベルの 「キンショー」 は 「金升」 を音読みにしたという。
創業は古くも、蔵元の四代目が終戦後、清酒の製造を中断して、モルトの蒸留を開始したが、次第に 洋酒の需要が縮小したことで、現在は完全に製造を取りやめたという。
そのときの 「10年貯蔵ウイスキー」 を、60年以上保管されていた 「ヴィンテージボトル」 に詰めて、シリアルナンバーつきで 「限定330本」 中の1本を手に入れた。
容量は 330ML で、限定小売価格 1本1万8千円前後 するという。
その味と香り、ボトルのヌードデザインに、当時の時代背景を嗅ぎ取れるものの、金升酒造が自社で 製造していた 「最後のウイスキー」 というだけでも、興味がそそられる。
ボトルは隠してあるので、飲みたいと申し出てくれれば 「15MLストレート」 で無償提供する。
その代わり 「本当に飲んでみたい」 という、先着20人に限らせてもらいたい。
というのも、金升酒造の社長の友人である Dさん の心づけにお応えする意味だからである。
その上で、清酒の酒蔵が作ったキンショーウイスキーを、雑学のひとつに加えてもらえたら、うれしい。
ウイスキーは、ロマンの酒である。
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