2014年12月20日

本物の宝物

夕方4時の市内バスに乗っていたら、後部座席から若い女性の会話が聞こえてきた。

「クリスマスプレゼント… (彼に) 何あげるの 」 とか、なんとか。
女が男に高価なモノをあげるのは、そうないことだが、その逆はあること。

婚約でもしてない限り、プレゼントの内容次第では、相手にプレッシャーを与えることもある。
ほどよいモノならまだしも、身につけるモノとかになると好みがあるだろうし、高価であればあるほど
深読みされてしまい、同等な返礼を抱かせてしまうもの。

結婚を視野にしているのなら話は変わるが、その見返りに寝たいのか、それとも金持ちの気取った趣味またはパトロンであったり、思惑がこめられたりしているときもある。

親和欲求で結ばれていれば、勘ぐりは無用であるが、男の純愛と呼べるものは少ない。
されど高価なプレゼントは、愛情に置きかえられるのも事実。

それを理解しようともせず、消費マインドを一切持たず、ただお金を貯めることしか頭にないようでは、  「プレゼントセンス」 は、磨かれるわけはあるまい。
意中の人がいれば、好きな色や好物などを何気に観察しながら、大まかに絞りこんでいくだろう。

そういう過程を経験してないと、「どん引き」 されるモノを贈ったりするんだ。
つまり、相手は社会距離でいるのに、自分は密着距離で迫るから、適正な距離が合わないことがある。

バブル期の終盤、職場の後輩が 「クリスマスイブ」 に意中の女のアパートにアポなしで、「もみの木」を持って、サプライズ訪問したという。
しかし、彼女は不在のため、もみの木のプレゼントを玄関の前に置いて、そのまま帰ってきたという。
その夜、実は京王プラザホテルで恋人と宿泊しており、それをあとから知ってショックを受けたとか。
後輩は彼女に一方的な想いを寄せていただけで、別につきあっていた間柄ではなかったらしい。

それより、玄関に突然 「もみの木」 を勝手に置かれた、彼女の方がドン引きするに決まっている。
僕はその話を聞いて思わず、「じゃあ、おまえ何か 正月は玄関に、門松でも置きに行くんか」 と。
腹を抱えて笑い転げた思い出があるんだけど、別の意味で 「ビッグサプライズ」 である (笑)
でもさぁ、流行をコピーして、その通りに演出するぐらいなら、彼独自の主体性があってもいいだろう。

もしかしたら、こういう無垢な男ほど、「本物の宝物」 を持っていたりするのかも知れないね… 
あのときの彼に、「メリークリスマス」 である!
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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