2014年11月13日

さとり世代

近年の若者は、自分の収入枠でも、会社の交際費の枠であっても、お酒をたしなまないといわれる。

そんな若者は、「さとり世代」 と名づけられ、特徴は 「消費しない」 「上昇志向がない」 加えて、    「会話は面倒なこと」 と考えているらしい。
本当のところはわからないが、人と直に対話をする、対人関係のあたりまえが果たせないのかな。
まあ、できないことを面倒なことで、かたずけているんだとも思える。
それら、何も若者に限ったことではなく、僕らの世代でも、似たような現象は起きている。

コミュニケーションは、手段としてのメールやラインであり、本来の目的とはならない。
物理的な距離や時間があるから、効率的な通信手段に転用するのであり、決してコミュニケーションの主役にはなれない。
それに、文字だけが頼りの通信手段だと、その使い方次第では、感情的な食い違いが生じやすい。
基本は対話あっての通信手段で、はまりすぎると何か問題が起きても、相手に直接連絡しようとせず、何でもかんでも何かを経由させて、接触を拒む性質におちいると思える。

だから、ネットの恋人探しは、おのれの性欲を乗せているだけで、対話ができない裏返しの気もするし、正体を隠して何者にでも変身できちゃうからね。
仮に顔見知りでありながらも、顔を見せなければ、声も発しない、そんなことされたら気味が悪いでしょ。
それこそ数日前に書いた、「電話すればすぐにわかることまで」 一事が万事、不倫関係じゃあるまいしメールやラインじゃなきゃ受けつけないんだから、こっちのほうがよっぽどめんどうくさいでしょ。
コレ、「現代の対人恐怖症」 の一種なんだと思う。

いい年齢なのに、かんたんな対話ひとつできない輩も多い。
だから本当は、「今の若い奴は…」 とか 「さとり世代」 だのと、言う資格はないんだ。
それこそ、上から目線であり、若者からすれば、年齢が高いから頭がいいとか、常識があるなんて、    そんなことコレっぽちも思ってないって…

その意味で、若いときに対話と向き合ってないと、赤ん坊のおしゃぶりと同じで、「声を出さない会話」 がクセとなり、「無口なおしゃべり屋」 が出現するんだ。
お酒なんて、対話の潤滑油なんだし、消費したお金は自分の内面に返ってくると考えられないかな…

仕事をしていて、こんな経験あるだろう。
取引先の相手が電話で激高しており、直接会いに出向いたら、拍子抜けするほど穏やかであったこと。
顔が見えない分、感情を荒げてしまったが、来た人を目の前にして、怒る人はそうそういないんだよ。
対話ができないことは、肝心なことも聞けないし、人と上手に仲直りすることもできないと思う。

個人的には、仕事上の不測な事態に対する訓練だと思って、若者はお酒を潤滑油にして、もう少し    「世代を越えた対話」 を、身につけたらどうだろうか。
多くの若者は勘違いしているが、たまに自分の方から上司に胸襟を開いて、「飲みにいきませんか…」 なんて誘ってみたらいい。
最初はテレくさいが、誘われて悪い気はしないし、ここは勉強だと思い 「迷ったら誘え」 である。

そのときはおごってもらえばいいし、また、少しでも払えば、可愛げのある奴だなぐらいは思われる。
ただし、領収書をもらうところは、見て見ぬふりをしておけ。
翌朝、開口一番に 「昨晩はごちそうになりました」 ぐらいの礼儀も忘れずに…
posted by GIG at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
世のおやじが声を大にして言いたいことを代弁してくれてありがとう。
現代人を無口なおしゃべりとしたのはよくわかる。
酒を飲んだときの会話のおもしろさを知らないのはもったいない。
仕事帰りにギグがあるからストレスも発散できるのですよ。
Posted by ヤモリ at 2014年11月16日 14:51
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