2014年09月16日

だれだっけ…

月曜の夜、万代の歩道で、たまに店へお見えになるお客さんとバッタリ出会した。

これまでなら、その人の顔と名前、社名ぐらい言い当てられる芸当があったはず。
しかし、最近は覚えたことがスッーと出なくなり、蛍光灯のような時間を要すること暫し。
このあたり、視力の低下と時同じころ、新しいことを覚える容量は小さくなった。

そんな年齢の近い相手と顔を見合わせながら、「あっ・あー・ああー」の三段活用で、ほぼ同時の     タイミングで口をつくあたり、きっと似たような性能であるに違いない。
早押しクイズで答はわかっているけど、伝達物質の流れが鈍くなったため、押せず終いの感覚に近い。

人から、よく記憶力 (体験型)がいいねと、言われていたのも昔のこと。
年相応な記憶力だし、いい出来事はいつまでも記憶にとどめ、いやなことは忘却したいものだ。
そんな遠い過去、思い出せそうで思い出せないことは、だれにでもあるだろう。

ある夜、古町のあの店でだれかと飲んだけど、今だにだれだったか思い出せない。
あの日、井の頭公園であひるのボートを女の子と一緒に漕いだけど、だれだったか思い出せない。
あるバーで、モダンな古時計は覚えているが、会話をした複数が、だれだったのか思い出せない。

記憶の容量がオーバーするのか、自動的に保管と消去を選別してしまうのかはわからない。
そのだれかを思い出したところで、さほどの意味はないが、人にはまっさらな記憶に風穴が開くと、    細かい部分まで記憶をよびおこす、格納庫があると思っている。

その意味で人と出会うことは、記憶の互換性が働き、開かずの記憶がよみがえるのかも知れないね。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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