2014年09月02日

大人の空間

若いお客さんであれ、大人として接することが礼儀だと思っている。

月変わりの口開けは、21時前の20代と思しきカップルであった。
最近、若いお客さんが交じることも多くなり、常連客の平均年齢を下げることに貢献している (笑)

未知の扉に緊張感を漂わせながらも、気軽に入って来れる店構えだと思っているから、いちいち細かく腹をくくらねば入って来れない中年と比べれば、まだ若者のほうが好奇心が旺盛で物心が素直である。

当店は新潟駅前から、徒歩7分ほどの立地で、夜の7時から深夜の3時まで営業している。
開店当時、周辺はそれほど飲食店は多くなく、静かな路面にブルーの看板が浮き立っていたぐらいだ。
今では、街の灯りもほどよく増えて、当初の 「大人の隠れ家」 とは、少し風合いも変わってきた。

いつの時代でも、「隠れ家」は定番化された、キャッチコピーの代名詞である。
近年、本当に変わってきたと思えるのが、内面の 「隠れ家志向」が強まってきていること。
何もひとりで静かに飲める場所や、仲間内で囲める店だけが、居心地のいい隠れ家ではない。

そこに行けば、会話の呼吸が合うとか、好みの音楽が流れているとか、何がしの理由がある。
気のいい仲間がいるとか、芽が出かけた新しい人間関係であったりとか、何か副産物もある。
それぞれ、一定の距離を置いた上での、リラックス効果なんだと思える。

そうなるためには、自分のプロデュース(表明方法)も大事であるし、人と交わりあうための        不文律が存在するということも、この世界の見計うべき点でもある。

バーのお客は基本 「ひとり飲み」ができて、だれとも軽く交われる懐をもつ。
だから、大衆酒場でゲロを吐いたり、知ったかぶりやケチばかりつけるとか、愚痴や人が嫌がる会話で周囲をシラケさせる輩では、土台からしてムリがあるというもの。
つまり、安心と安全の 「大人空間」でなければならないし、バーには通過儀礼というものがある。

今晩、平均年齢の高い常連客は姿を現さなかった代わりに、お客は少なからずも若くて初々しい      一見客の着席が新鮮な雨の夜であった。

深夜 スー・レイニー のアルバム 「 Song For a Rainy Day 」 をリピートした…
posted by GIG at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ジャズと社会、プライベート伝説あふれるGIG
店とブログを同時に楽しんで三年。また、たこやきもっていきます。オールドクロウ!
Posted by GAG at 2014年09月04日 18:07
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