現在、ロシアで開催中の 「世界柔道選手権2014」
開催2日目、男子66キロ級の日本代表 「海老沼 匠」が、切れ味抜群な内股で世界3連覇を決めた。
(2013年 8月29日 マイブログ 参照)
僕自身、新潟レベルながら、柔道を13年間現役でやっていたから、他のスポーツと比べると見方が 専門的になるし、少し感情も高ぶりやすくなる。
それはもう、自分の組み手から得意な技が決まる瞬間、思わずこちらの体も反応してしまう。
世界レベルにもなると作戦は作戦であれ、試合がどう進んで、どう決着がつくかは予想がつかない。
また、自分の中に秘められた想定外の力が瞬間に出てくることが、「現代柔道」の醍醐味である。
試合を見ていて、「あの体勢から、あの技を仕掛けてくるか」とか、「前襟から、あの大技に連動するか」
「どうして、そこで小外刈り、なぜ、そこで小外刈り」など、次々と口からひとりごとがついてくる。
連続技が多様化してたり、高度な技の攻防にも驚かせられるが、柔道は立技だけではない。
寝技や締技、関節技のような飛び道具も仕掛けられるから、油断もスキもない。
柔道の完成度は、高くなってきたと思える
つまり、予測できる柔道は柔道ではなくなってきているんだ。
柔道の発展ということで言えば、喜ばしいことであろう。
冒頭、海老沼の金メダルだけを見出しにつづったが、彼の攻撃柔道ぶりを見て、僕はそう感じたから 特筆しないわけにはいかない。
実戦した競技だからわかるあの凄さ… おいおい、やっぱり、あいつ、 只者じゃないぜ!
2014年08月29日
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