2014年07月30日

うなぎのぼり

土用丑の日だった29日

前日、最寄のスーパーで国産うなぎを眺めたが、高値に手を引っ込めた。
今年は欧州産が市場に流通したと聞くが、一般相場にはまだ遠い気もする。
売場を占めていたのは中国産だが、このところの食のモラルを知らされると食指が動かない。

うなぎが高値でないころ、街の鮮魚店の店頭や小料理屋の換気扇から、あの香ばしい蒲焼のたれの     においが風にのって漂ってきた。
そのにおいを吸い込んだだけでも、一瞬食べた気にさせられ、次は身の味を想像したものだ。

炭火でふっくらと焼きあがった身を、箸の先で小分けにして口の中にいれたときは、たれと脂が混じり   あったうまみが独特の食感に包まれ、専門店の味わいがじんわりと口中に広がる。
スーパーでは調理時のシズル感 (においや焼き音などの臨場感)が漂っていないので、販売に迫力を欠いてしまうのが残念である。

日本うなぎは大量消費したことで、絶滅危惧種に指定され、文化的な味わいは食卓から遠退いた。
この先、うなぎはお祝いや記念日で食べる、ある種スローフード扱いされてくるんじゃないかな。
位置づけとしては、鯛の尾頭付きのようにさ。

僕はうなぎで変なスタミナ(?)をつける気はないが、「うなぎのぼり」に商売の景気も上がらないかな…と願を賭けて食したいね。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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