2014年05月23日

うれし泣き

某介護施設の担当職員の女性が、この5月にめでたく挙式をあげた。
そのときのようすを施設のモニターで、他の入居者の方々と一緒に楽しく見させてもらった。

僕も過去、友人や同僚の結婚披露宴にまねかれたこと数回。
披露宴で感極まって、泣いた新郎の姿を見たことが一度だけある。
長い間、忘れていたようなことまで思い出し、周囲の祝福に涙腺がゆるんだのであろう。
そのとき以来、男が大勢の前で泣いた姿に、お目にかかったことはなかった。

僕ら、涙は女に許されたものであり、男は人前で泣くなと叩き込まれた世代である。
本当は思い切って泣きたいこともあったけど、自然と制御装置が働いてしまうんだ。

その披露宴のVTRを見てると、新婦の満面な笑顔より、新郎が号泣する姿のほうが印象に残った。
5年ほど前であれば、きっと 「人前で男が泣くなよ」と冷めていたと思う。
しかし、涙こそ感受性の源だから、「好きなだけ、泣きゃいいさ」と思えるようになった。
感受性が鈍感であるよりも、「あいつ、涙もろくなったな…」と言われたほうが、人として成長した証   なんじゃないかと感じたからである。

それに泣くのは感情のリセットに役立つから、水を差すようなことは言わないほうがいい。
男だからと言って、ムリに涙をこらえる必要もなく、素直に 「うれし泣き」できる新郎は、やさしい気持ちの持ち主なんだろうね。
そんな幸がヒシヒシと伝わってくる、貴重な結婚披露宴のVTRに思わず拍手を送っていた。

場面は変わるが、「男の悲しみの涙」だけは、見て見ぬふりをするのが、仲間の証だと思う。
僕もそのときだけは、静かにその場から、姿を消すようにしている。
posted by GIG at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マスターのブログを読んでて自分の大昔を思いだしました。高校野球最後の夏の大会三回戦、相手は某甲子園常連校。その相手に4対2の逆転負け。試合後、チームメイトは泣き崩れていましたが、キャプテンだった私は絶対に泣いてはいけないと必死で我慢していました。
そこに当時臨時コーチを務めていたOB(現役時代はキャプテン)が歩み寄り、「色々と辛かったな」と握手されたときは人目を憚らず号泣したことを思い出します。

たまには泣くことも大事ですよね!
Posted by M本 at 2014年05月25日 20:27
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