2014年05月22日

全敗最強論

大相撲夏場所11日目
前頭2 「宝富士」ただひとり、11連敗(全敗)をきっしている。

今場所の相撲内容は悪くないのに、なぜか白星にめぐまれない。
8日目 横綱 「鶴竜」との一番で、立ち合いに変化され、負けたことは記憶に新しい。
館内は大ブーイングながら、鶴竜に「全敗力士のおまえなんて、正面から相手にするもんか」と透かしたような態度に、悔しさをにじませたかもしれない。
それでも姑息(こそく)な相撲を取らないから、今日あたり待望の白星を出せるんじゃないかな。

やっぱり、初日(最初の白星)が出ないのは、精神的に辛いものがあるだろう。
もしかして、「この先、勝てないんじゃないか」、「負けが込みすぎて、土俵に上がるのが恥かしい」など、複雑な気持ちに包まれてくるのは、真っ当な人間心理である。
このあたり、力士だけではなく、スポーツのように勝ち負けがハッキリする世界なら同じこと。

僕の仕事も同じ。
良い日もあれば、悪い日もあり、そのたびに一喜一憂してたら、とても神経がもたない。
毎日が白星(良い日)なんてありえないし、毎日が黒星(悪い日)なんてこともない。
凡人のボーダーラインは 8勝7敗で勝ち越す努力あるのみ。
だから、完璧主義ではないし、悲観主義に陥ってもいけないと思っている。

サラリーマンも同じだろう。
ただ、スポーツのようにハッキリした世界ではないけど、ホワイトカラーなら数字のノルマがあるだろうし
ブルーカラーなら納期に間に合わせるのが務めとなるはず。
まさか、「会議室で企画を却下された部長が、書類を破って泣きわめいています」なんて、ドラマのような話は聞いたことがないのと同じで、このあたりの感情を抑制できるのが大人の態度であろう。
ただし、不満がたまれば、いづれ爆発する性質もあるので、ガマンだけ強いるのは酷なこと。

つまり、負けが込んで追い詰められた力士ほど、これまでの黒星(不満)が蓄積されているから、     火事場の馬鹿力を発揮するときがある。
そのときだけは、ガマンの限界を越えてるから、一瞬にして最強力士になれるんだ。

問題は心を折られていないか。
心が折られて、負けグセがついた力士は、目が迷走しているからわかる。
先場所引退した 「琴欧洲」は、まさにそんな目をしていたから、場所中の引退は直感でわかった。

全敗ながら、「宝富士」の目には迷いがないから、必ず意地を見せて「白星」を出すであろう。
土俵際に追い込まれた全敗力士は、心さえ折られてなければ、一瞬で最強力士になるから侮れない。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Sports Fan | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック