2014年05月10日

ガチンコ

早いもので、明日から「大相撲夏場所」がはじまる。

大相撲の人気が、回復している気がする。
理由に、三横綱(白鵬・日馬富士・鶴竜)誕生さながら、日本人ホープ「遠藤」と有力対抗馬「大砂嵐」の存在があるのだろう。

プロレスでいう、「ベビーフェイス 対 ヒール」の、アングル(筋書のあるドラマ)にも似ている。
誰かが憎まれ役(悪役)を演じることにより、遺恨めいた名勝負が生まれることに等しい。
過去に「北の湖 対 先代・貴ノ花」 「千代の富士 対 小錦」 「朝青龍 対 白鵬」など、館内を大いに沸かせた一番であり、あまりにも正統派の人気者同士の対戦は逆におもしろくない。
憎いほど強いヒールがいて、感情移入できるベビーフェイスがいてこそ「真剣勝負のエンターティメント」なのであり、もちろん稽古に裏打ちされた強さがなければ取組は成立しない。
そんな、角界の遠藤と大砂嵐は、「ダブルスタンダード」であるべきなのだ。

数日前、テレビのバラエティー番組に複数の力士らが出演していた。
大相撲の復権に一役買うが、本場所の取組においては、情け相撲(八百長)の構図がただようもの。
普段からこんなに仲がいいのであれば、もう壮大なフィクションでしか見られなくなる。
だから大相撲なんだけど、八百長をめぐる「ガチンコ法廷」を忘れたわけではあるまい。
それにバラエティーに出演する力士は、「ヒール」の素質は持ち合わせてなく、かと言って「ヒーロー」になる素質もどうかな… 全力士が夢と感動、勇気を与えたいになったら、興行の魅力には欠けてしまう。
その意味では、追放同然の「朝青龍」は圧倒的な強さも誇る、稀代の名横綱だったと思っている。

人気どりが緊張感を奪うこともあれば、程度問題あれど、勝負の世界に仲のよさが高じることがある。
隠語でいうところの、「半ガチ」(半分本気)ってところになるんじゃないかな。
普段から仲良くしてれば、どこかで手心を加えるだろうし、仲の悪さが起因してれば完全ガチンコだ。
それに理性と感情が衝突をすれば、感情のほうが強いから、仲の悪さは「タブー」を引き起こしてしまい仲が良すぎると予定調和の「無気力相撲」を生み出してしまう。
だから現役中に限れば、誤解をまねく距離は慎むべきであり、親しくなるのは現役後であってほしい。

僕は大相撲が凋落寸前のころから、こうして小石を積み上げるようにして書きつづってきた自負がある。
テレビ観戦しかり、本場所や花相撲も含めて観戦してきたから、いいとこどりのにわかファンではない。
応援すると宣言した以上、僕は最後まで大相撲を応援するし、そのために声を高らかに上げるのだ。

それで、どの力士を応援しているかって…  ボロぞうきんにされても相手から逃げない力士である。 
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Sports Fan | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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