2014年03月08日

席替えの春

別れの春というが、席替えの春でもある。

新潟から転出する人もいれば、どこからか転入してくる人もいる。
不思議なもので、「店の座席が3席空けば、そこへまた3席埋まる」繰り返しとなる。

このあたり、テレビの視聴率と似ている。
どんな人気番組も、視聴率はせいぜい2割ほどらしく、単純に8割の人は番組を見てないことになる。
欠かさず見ていた、2割の視聴者も環境や指向の変化により、やがてその番組を見なくなる。
しかし、見なくなった番組でも、また新しい視聴者がチャンネルを合わせにくるという。

店も例外ではなく、お客さんの周期で成り立っている。
それまで来店されていた常連さんも、そのうち離れていくのは織りこみ済み。
たまに懐かしくて来るお客さんもいるが、その人はすでに違う店をもっている。
不定期ながら、また違う店を探し回り、同じアプローチを繰り返していくのである。
そして離れた2割中の常連席には、また新しい常連客が座るのが慣わしとなるのが自然なこと。
理由じゃなくて、そういうもんなんだよ…

しかし、中には引き際の寂しい人もいる。
酒乱は問題外だが、女癖が悪かったり、人が嫌がる話をするなど、場になじめずに去らざる得ない人。
正面切って言われてないから、本人は気づかないだけで、残念ながらどこの店でも同じ繰返しとなる。
「あの人、いいお客さんだったね…」と言われる人ならば、どこの店であろうとすこぶる評判はいい。
このあたりは「蛇の道は蛇」であり、本人の品性にもつながりかねない、評判を聞くときもある。

そんな周期を横目に、転入と転出を繰り返すのは、学校の仕組と似たようなもの。
それでもフッと思い出したときに、自分なりのペースで顔を見せに来てくれるお客さんもいれば、    開店まもないころから、止まり木にしてくれているお客さんらにも見守られて早7年目。
学級編成をしても、また同じクラスになったような、どこか懐かしくも自然と寄り添える関係が芽生える 4月の春はすぐそこまできている。

いい客になることは、顔なじみからも歓迎されるようになる。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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