2014年02月18日

努力の行方

連日、ソチ冬季五輪での日本選手の吉報が届いている。

男子ジャンプ競技では、41歳の葛西選手が「銀メダル」を獲得したことは記憶に新しい。
多くの人は年齢と銀メダルに感動したかと思うが、葛西選手の大なり少なりの敗戦体験を乗り越えて  きた背景を知れば感動もひとしおだと思える。

教育上、「努力は人を裏切らない」と教え込まれてきた世代だ。
それはスポーツだけではなく、目標としたことであったり、仕事でも同じことが言えるだろう。
しかし、スポーツはどんなに血のにじむ努力をしても、負けるときは負ける。
また、負けたことで、次第に引き際も考えていくだろう。
それが会社組織であれば、多くの理不尽な思惑を経験して、薄々間接的な仕組を知ることになる。
そう考えれば「努力は人を裏切らない」など、無責任な言葉にさえ思えてしまう。

それは大人が子どもに使う都合のいい言葉であり、実際は叶わないことのほうがたくさんある。
中には体系化されていないことで、間違った努力を続けていることもあるだろうし、教える側も何を   どう教えていいのかわかっていない人もいるであろう。
会社なら、会議で意見が通らないからといって、泣きじゃくる大人がいるかって話だ。
ただ、そのプロセスは免疫力として、後々に役立ってくるんであってさ。

負けた敗因を探ることも必要だけど、負けたことで他の世界が見えることもある。
早い話、「他の分野にも挑んでみようか」とか、「経験をもとに他の場所に根を落としてみようか」だの。
そういう、ひとつの世界にこだわらない生き方もあっていいと思う。
同じことに挑み続けて成功するのは美しいことでもあるが、それは一握りの奇跡の結晶みたいなもので大人社会の一般論ではないことは多くの人はわかっている。

ソチ冬季五輪のさまざまな勝利に感動するのもいいが、少し世代特有の背景を知ることも深みが増し  おもしろいかと思える。
後世に同じ競技(体系)を引き継いでも、世代で挑む精神には違いはあるだろうな。
僕ら世代には、確固たるカリキュラムなど存在せず、我流の延長で伝えていくある種の精神訓話が     強かったのと比べれば、今は論理的で的確な指導要綱が体系的に整っているのだと思う。

仕事がらで言えば、同じウイスキーでも、人それぞれ「飲みかた」が違うようにね。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Sports Fan | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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