2014年02月06日

雲の上の青空

「緩やかな景気回復」が聞いてあきれる、このところの静寂ぶり…

加えて、大雪のおそれもある新潟市内だったが、ひとまず落ち着いた様子。
そんな景気も天候も実感に乏しく、安定しない日が続いている。

ある施設の窓辺から鉛色におおわれた、万代の街並みをぼんやりと眺めていた。
すると雲のすきまから、レーザービームのようなオレンジの一光が、街全体をあざやかに包み込んだ。

僕が目を奪われたのは、光りが降り注いだ街の光景ではない。
光りが射しこんだ、雲のすきまから見えた、あの透けるような青空である。
大空へ離陸した飛行機の窓から見た、雲の上の光り輝く青空を思い浮かべた。

店で広げた朝刊の社説に、こんなことが書かれていた。
政府は飛行機の離陸を景気回復に例えてこう述べた…  「前輪が浮き上がり、次第に後輪も浮く」
つまり、東京の景気回復こそが、時間差で地方経済にも好影響をもたらすとのことだ。
しかし、それを実感できる人はどれくらいいるのであろうか、という投げかけである。

実感できる人は、輸出産業や一部の恩恵にあずかれる業種で、まだまだ戸惑う日が続くのが本音だ。
人は、「日本を信じたい」という願望があるから、苦しくても前向きに生きていけるんだと思う。
何も、青空だけの下で過ごそうとする図々しさはないが、たまにでもいいから、あの飛行機の窓から見た青空を身近なものに感じたいと思うのが人の情。
だけど、いつまでも、厚い雲におおわれているような感じなんだ。

そんな光りが差し込む、雲の上の青空を想像しながら、いつまでも答えのない問いを考えているのが、われわれ庶民であるのかも知れないね。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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