2014年01月25日

真夜中のドア

24日 穏やかな陽射しが、心地よかった夕方。

某喫茶店のBGMから、聴き覚えのある 「80年代のポピュラー音楽」 が流れてきた。
あのころのポピュラーは、デジタル技術に頼らない温かみある楽曲が多かったと思う。

まず、歌詞が文学的で自然と口ずさめるほどシンプルだった。
どこか短編小説のようなストーリー性があり、歌詞の世界にダイブできる感覚もあった。
特徴的なことをいえば、歌詞が濃厚で重く、リフ (繰返し) が多い。
それに若いときは、歌詞の内容を受け止められるだけの、青春パワーがあったことは確かだ。

松原みきのヒット曲 「真夜中のドア」 (1980)
サビの部分 「真夜中のドアを叩き 帰らないでと泣いた」 の一節。
若い恋人同士なら、ありえる場面だが、僕の年代でそんなことされたら迷惑だわな。
浮気相手につきまとわれたなら、危険な情事として割り切れるが、そうでなかったら、帰ろうとする度に、玄関先が修羅場になってしまうだろう。
もしかしてジャージ姿で髪を振り乱し、奇声をあげながら襲いかかってきそうな女像かもしれない。
男なら 「明日仕事だから、帰らせてくれ」 だろう。

その後、ひとりの寂しさをまぎらわすため 「レコード針をおとした」 とあるが、何の曲を聴いているのか興味は尽きない。
しかも 「同じメロディーを繰り返し聴いている」 だが、夜の部屋でレコードの針を、何度も上げ下げしている光景を想像すると怖いわな。
奥行きを想像できるが、突っ込みどころも満載なのが、この時代の歌詞なんだ。
それでも 「二度目の冬が来て…」 と自己開示する 「切ない女心」 に共感できるいい曲だと思う。

80年代までは、今より 「日本語情緒」 を大切にしていたような気がする。
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