2013年12月30日

お肉屋さん

場所は教えない…

新潟の下町(しもまち)に、親子3人で営んでいる、小さなお肉屋さんがある。
その焼鳥は肉質が上品な上、火の通し方も上手く、価格も今どき「一串¥50」の安さ。
小ぶりな若鶏の半身も、全体にパウダーのすりこみがいいから、味が均等にしみている。
鶏の竜田揚げは、脂肪のうまみを含んだ肉汁が、じんわりと口の中に広がる。
ちょっと唾液が出てきたんじゃないか…  でも、教えなーい。

電話で年末年始の休みをたずねたところ、元日意外は通常に営業をするという。
年末年始、世間並みの休日は「9連休」が最も多い。
当店は大晦日と元日、2日までの三連休とし、3日から通常営業する。
お客さんから、ねぎらいの言葉をいただくこともあるが、元日しか休まない店(形態)と比べれば、    今ようやく3日も店を休めるなんて、一年に一度のありがたみを感じる。

個人事業主は営業をしないことには、干上がってしまうから、間延びできないのが商売の基本となる。
店主によっては、営業を生き甲斐にしている人もいれば、根っから商売の好きな人もいるだろう。
それに「平成の大不況」で、休みたいけど営業をせざる得ない、過酷さも現実にあると思う。
9連休に三連休、元日だけの休みをどうとらえるかは個人の自由だが、僕は貧乏性なので少し早めに 店を開け、お客さんと接していたいタイプかもしれない。

でも、元日しか休まない、昔ながらの「お肉屋さん」は、それだけ商売人としての「精神的な誇り」を   持っているんじゃないかと思うわけ。
生業としての「覚悟」とでもいうのかな…
その意味、万代から自転車で柳都大橋を渡ってからも、あっち「クネクネ…」こっち「クネクネ…」しながら買いに行くこだわりと楽しみ方は、下町育ちで身についた僕の文化なのかも知れない。
人に教えたくない理由は、仕事がら決まって夕方近くになるので、売り切れが心配なんだ。

僕が自転車に乗っている姿を見かけて、尾行したとしてもムダな努力である。
変速機を巧みに使い、狭い小路をすり抜けて、追っ手を振り払える土地勘があるからだ… 教えない!
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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