2013年12月29日

暮れの挨拶

28日 寝覚めのカーテンを開けたら、粉雪がヒラヒラと舞っていた。

今日、帰省ラッシュだったらしい。
「いつもの顔」でありながら、早々に帰省した人もいれば、旅行の準備をしている人もいるだろう。

冬の帰省は、少し神妙な気持ちを抱くもの。
家族や親戚と交流しながらも、年齢的に避けては通れない問題も多くなる。
僕の友人は母ひとり子ひとり、温泉宿で一緒に過ごすなど、しみじみ親孝行を意識して生きている。

店を始めてから、夫婦で旅行へ出かける暇がなくなった。
友人とも以前のように、自由気ままなつきあいも物理的に難しい。
そこには相変わらず、頑とした毎日があるだけ。

客と恋愛に堕ちたこともない。
既婚ながら、恋愛などする時間や余力もなくなる。
甘い夢を見ていられるのも若いうちである。

カウンターを挟んだ内側の空間には、僕の公的(仕事)な時間が流れている。
方や、外側の空間では、お客の私的(プライベート)な時間が流れている。
おたがい、同じテンションで交わることはない。
気安く交わってしまえば、それはもう看板を出してはならない店となる。
誰彼と区別なくつきあおうとすると、結局は誰とも友だちにはなれないのと同じこと。
おたがい一定の距離を保つなど、思慮が必要な職業でもあるんだ。

今晩、多くのお客さんがお見えになり、とても嬉しかった。
深いつながりができるまで時間はかかるが、こうして「暮れの挨拶」を気軽に交わせる距離感こそが、     この先の関係第一歩だったりする。
その意味では、後ろ姿を見送れるのも、今日29日を含めて今年の営業日もあと2日…

自宅マンション前には、左右に立派な門松が飾られていた…  お正月が来るぞ。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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