2013年09月16日

Jazz Talk Vol.31

人に薦められるほど、マイルス・デイビスは聴いてないが、この一枚なら「フォア・アンド・モア」かな。
だが、この一曲になると、名盤「カインド・オブ・ブルー」の中から、「ブルー・イン・グリーン」だな。

イントロからテーマ、ソロ回しからのエンディングまで、すべてにおいて魅了される。
イマジネーションが途切れることなく、イメージシーンを変更するようなこともない。
イントロの4小節から、ミュートをかけたトランペットが感傷的に鳴り響くと体の底から力が抜けて、   何か言い知れない気持ちがしみいってくる。
その演奏は自身の心の中に入り込んで、極めて内省的に音で告白しているような色気を感じる。

それにエヴァンスが奏でるメロディーは、人の哀愁を代弁しているような美意識を感じてしまう。
シンプルの中の美しさと言うか、感情をおさえて音の間の幅を感じさせてくれると言おうか…
中高年の心が欲しがる音って、こういう哀愁めいたジャズに思わず共感してしまうんだと思う。

僕の中で、「ブルー・イン・グリーン」は、間違いなく残る一曲になるであろう。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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