男の嫉妬は始末に負えない。
人には、二通りのパターンがある気がする。
一つは、自分より優れた面を認めるタイプ。
もう一つは、優れた面を封じ込めるタイプ。
前者は人を認めることで思考を広げるが、後者は目を背けるので思考が変わらない。
嫉妬する生き方は不健康だと思う。
女性の嫉妬は感情的だからわかりやすい。
だが、男の嫉妬はいつまでも許せずに執念深い。
会社で営業成績が優秀な男がいれば、素直に秘訣をこうむればいいのに、逆に批判材料を探している。
自分より人気がある男であれば、人気がある理由を探ればいいのに、悪意のある噂を流したりする。
噂の出所を特定して、「悪いことしたのかな…」と一歩譲って考えても、思い当たるところがない。
実はコレよく聞く話で、自分より目立つ存在であるのが許せないだけで、理由がないから嫉妬なんだ。
理由があったとしても、苦し紛れに作り上げたとしか思えない、いい加減な理由も多い。
会社や生活圏であればなおさらで、遠い存在には嫉妬なんかしないよ。
嫉妬は男と女で考えられているが、とんでもない。
同性同士の嫉妬ほど、厄介なものはない。
相手は何も思ってないのに、自分の中で勝手に屈辱感を作り上げる。
好意的につき合いたいと思っても、「正面からは難しいな…」と思う人はいるからね。
だから、誰にでもいい顔をすることはないし、気持ちよくつき合える人とつき合えばいいんだ。
それで、自分が人間不信にでもなったら本末転倒だからね。
最後は楽しくてわかりやすい男が残るし、小難しい男はいつのまにか人を遠ざけてしまう。
小難しさの正体は、嫉妬が生み出す征服欲みたいなものだ。
男の嫉妬は静かに執念深いことを知っておけば、少しは胸のつかえが楽になるんじゃないか。
今晩、お客さんと男の嫉妬について話し合った。
行き着いた所、自分をネタに笑えるような男が、一番つき合いやすいことに落ち着いた。
2013年06月25日
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