2013年06月23日

銭湯の暖簾

銭湯の暖簾を後にしたのは、夜10時頃…

女湯の暖簾が同時に揺れた。
一瞬目が合った気もしたが、すぐに顔をふせるようにして、薄暗い夜道に歩いて消えていった。
年齢は40歳前後でキチンと洋服を着て、右手の簡易バックは洗面用具がスッポリ入る大きさ。
看板の蛍光灯に照らし出された顔は、湯上りらしくホカホカとピンクにそまっていた。
きっと近所に住んでいるのだろう。

僕の格好といえば、Tシャツにジーパン、サンダル。
バスタオルを肩にかけて、洗面用具はむき出しのまま自転車の前カゴに放り込む。
銭湯に行く外見は気にしないので、夜道を鼻歌雑じりでゆっくりとジグザグ運転で往復する。
例えるなら、陽だまりでうたた寝している気分である。
男にとって、銭湯はそんなもんだ。

誰の家にも風呂はある。
銭湯に行くことは、大きな湯船にゆったりと浸かり、ゆっくりと疲れをとりたいのであろう。
主婦なら家事を済ませ、子どもを寝かせつけて、ダンナに「ちょっと行ってくるわ」で不思議じゃない。
子どもを育てるのは力もいるだろうし、日常の家事や買物だって結構大変だと思う。
寝る前の銭湯はその日の終わりを感じさせる、特別な時間だったりするんだろうね。

同時に暖簾を後にしただけなのに、どこか小さな仲間意識を持ってしまった。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Shower Fan | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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